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リアルタイムシミュレーションで“ものづくり”を効率化
仮想試作システム「VPS」
「VPSモデル」の共有と徹底した
前倒し検証によるコストダウン
「3次元VPSモデル」を使うことにより、設計完了後の早い段階で、製品イメージを関係者間で共有できます。そのため、メカ設計者、ハード設計者、ソフト開発者、工場のライン担当者、営業、デザイナー等、多くの人々が同時並行して検証を行うことにより、製造期間の短縮にもつながります。さらには、部品組み立てや、製品と製造装置の組み合わせ等、設計部門以外でも様々な事前検証が可能になるため、設計フェーズへの手戻りを少なくし、試作回数を削減でき、コストダウンにつなげることが可能となります(図3)。
[図3]「VPSモデル」で試作を代替することにより、製造の全工程をコンカレント化

また、「VPS」には遠隔地間のリアルタイムコラボレーション機能が搭載されています。海外スタッフとのデザインレビューや、現地工場への製品組み立て教育等、ネットワーク技術と連携することにより、グローバル企業の海外展開も支援しています。
「VPS」の応用と今後の展開
「VPS」は、現在、精密機器メーカーの設計部門を中心に広く活用されており、今後はさらにFA部門や自動車メーカーの生産技術部門への適用等が期待されています。
富士通研究所では、より実物に近いモデリングを可能にする熱/音/流体/構造の連成解析機能の強化を図り、仮想試作による事前検証範囲の拡大を目指しています。また、装置全体から建屋全体へと適用対象を拡大する予定です。
そしてこれからの製造業では、出荷後の保守性やアップグレードの容易性、安全性等も事前検証していくことが求められてきます。こうした業界の動向も見据え、トータルなコストの評価も「VPS」の今後の課題であると認識しています。
「VPS」の開発にあたっては、富士通自体がリファレンスモデルとなり、社内のものづくりの現場を通じて得た経験と実績をもとに継続的に改良を行っています。これは、ものづくり部門を持つ富士通の優位性といえるでしょう。日本発のものづくりシステムとして、「VPS」はさらなる発展を続けていきます。
お問い合わせ先
- 株式会社富士通研究所
ストレージ・インテリジェントシステム研究所
Tel: 046-250-8810
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