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メーカーとエンドユーザーを直結する先進のシステム

ニチハ株式会社様(1)

外壁建材業界に新たなビジネスモデルの
ベースを構築する営業支援ツール

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窯業系外壁材のトップメーカー、ニチハ株式会社様の挑戦。それは多様化、高機能化する自社製品の商品力を設計事務所、工務店、そしてエンドユーザーであるお施主様にいかに分かりやすく伝えるかでした。建築予定の設計図面データから住宅完成図を3D表示し、膨大な商品群から選んだ外壁材を自由に当てはめ、建物外観をシミュレーションするシステムは、お施主様の商品決定を支援するだけでなく、建材メーカー、設計事務所、工務店を含めた建築業界に大きな変化をもたらそうとしています。

商品の多様性を伝え・活かす「選択の環境」

サポートセンター所長
本村 具重

窯業系外壁材の登場は1970年代と比較的新しく、約30年の歴史の中で急速に普及してきました。当初は防火性に優れた点から採用されていましたが、やがて色・柄、表面形状等において多様なデザインの製品が生産されるようになり、90年代には次第にモルタルに取って代わるようになっていきました。さらにデザイン性で優れ、工場生産されるために施工現場での工数が少なく、モルタルに比べて工期が短く、ローコスト性においても秀でた窯業系外壁材は急速に認知されていったのです。
2000年以降、耐候性に富むタイプや、汚れにくい等の機能性に優れた製品が登場すると、窯業系外壁材はまさに多様化の嵐の時代を迎えます。そしていまや、新築住宅の外壁の70パーセントを占めるまでになっているのです。
しかし業界トップのニチハ株式会社様の場合、商材が豊富で多様なデザインや機能性に優れた外壁材として普及するにつれ、一つの課題が浮上してきました。それは、ユーザーである設計者、施工者、そしてエンドユーザーであるお施主様に対して、多くの商材を選択しやすいシミュレーション環境を提供することです。何百種類という素材をサンプルとして用意し、設計・施工者の考えやお施主様の好みにマッチする素材を自由に選び出し、比較し、完成時のイメージをつかむことができてこそ、窯業系外壁材の多様性が活きてくるのです。カタログの商品画像やカットサンプルを見比べても、建築物の外観全体をイメージすることが難しいため、それに代わる商品選択方法が求められていたのです。

建材メーカーとエンドユーザーの遠い関係をダイレクトに結ぶ

サポートセンター
伊藤 通浩

自社製品の商品力をアピールする、つまりデザイン性に優れた多様な外壁材の魅力をエンドユーザーに実感してもらう難しさについて、本村氏は「かつては、お施主様に建築外観パースで外壁材の様子をお見せすることもありましたが、遠くから眺めた雰囲気が伝わる程度で、しかも制作費が高くつくため、選定後のご確認に実費をいただき、サービスとして制作する程度でした。その後、スタンドアローンのアプリケーションソフトを使った3DのCGを使い、モデルハウスに外壁材を貼り込んだ画像をお見せする等の方法を試みましたが、『やはり自宅とは違う』と満足度はいま一つでした」と、語られます。
しかし2000年、経営規模の拡大で商品アイテム数が約200点から600点強に増えたのを機に、より完成度の高い「商品選択の環境」構築のニーズは急速に高まりました。「アイテム数がこれだけの数になると、全国に広がる設計事務所様、工務店様はもちろん、お施主様までが自由自在に当社の製品を選択・比較できる仕組みは必須のものとなりました。商品アイテムが増え、選択の余地が広がったために選びにくくなったのでは、お客様の満足感は得られません」(本村氏)。
またニチハ株式会社様にとっては、メーカーとエンドユーザーをダイレクトに結び、より積極的なアプローチをかけるビジネスモデルの基盤を構築するというねらいもありました。建材メーカーの多くは、工務店を主たるユーザーとして、お施主様へのアプローチ手段はあまり多くはありません。ショールームやホームページ等で商品情報の提供はあってもシミュレーション環境の提供は少ないのが現状です。さらに、メーカーとして豊富な商品をエンドユーザーに伝え、選択の環境を整えながらユーザーニーズを直接得られるシステムの構築も望まれていました。
こうして、外壁材業界をリードする企業としてふさわしいシステム導入が検討されることになったのです。

求められたのはネットワーク上で活用できる公開アプリケーション

システム導入にあたってポイントとなったのは、設計・施工者、さらにエンドユーザーであるお施主様が手軽にかつ満足ゆくレベルで数多くの商材を比較・検討できる仕組みと、そのシステムを全国どこでも同じ条件で利用でき、しかもシステムのバージョンアップや商材の追加変更等のデータ更新がスムーズに行える仕掛けを並立させることでした。
これらの要素をバランス良く並立させる仕組みについて、本村氏は「CADと連携してお施主様の設計データからパースを3次元で表示し、外壁材を貼り込んだ建物をいろいろな角度から眺めることができるスタンドアローンのアプリケーションは存在するのですが、その機能をWeb上で利用できる安定かつ信頼できるシステムを求めました。全国展開する当社の場合、スタンドアローンで稼働する多数のPCで利用しようとすると、ライセンス等のコストが膨れあがってしまうからです」と、説明されます。
こうして、ネットワークを介して利用できる住宅外観シミュレーションシステム「VIEW SYSTEM」のベースとして「住設建材カセット」採用が決まったのです。

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