Fujitsu The Possibilities are Infinite

 

 Top Story(1) |  Top Story(2) |  Top Story(3) |  Top Story(4) |


Top Story(3)
富士通グループの技術と知恵を融合した新たな提案
人とプロセスとITを一体化して企業の革新体質を確立する
フィールド・イノベーション

フィールドをつなぐということ

ところで、フィールドとフィールドを結びつけるとはどのようなことでしょうか。従来からもB to B、B to Cのようなコンセプトや、SCM、PLM、CRMのようなマネジメント方法がありました。一般的にはこれらは現状の課題を解決してプロセスを最適化するものです。換言すれば、プロセスの問題解決に軸足があり、その手段としてITが活用されています。ちなみにBPRという考え方がこれに該当します。
フィールド・イノベーションでは、人とプロセスとITが一体化されていないところに問題の原点があると考えます。つまり、問題の原点をプロセスだけでなく、人とプロセスとITが係っている領域=フィールドとして捉えます。
さらに、プロセスの問題解決だけでは考えつかないような新たな価値創造へつなげるチャンスも増加します。
例えば、先程の需要予測を従来型のプロセス改善で対応すると下記のようになるかもしれません。

  1. 現行の需要予測精度が低い
  2. 過去の販売実績分析プロセスの課題を分析
  3. 販売実績分析の計算精度を向上させる
  4. 需要予測ソフトウェアを導入する

フィールド・イノベーションでは、下記のように社内の販売実績分析プロセスではなく、フィールドを店舗の消費者行動(人の動き)に広げてみます。

  1. 需要予測的中率の事実確認
  2. 過去の販売実績分析での精度向上限界への気づき
  3. データ源を消費者の購買行動分析に変更
  4. 店舗での消費者行動(事実)の収集と分析
  5. 購買行動と販売実績の相関分析に基づく需要予測

店舗での消費者行動というフィールドに入り込むことで、需要予測精度の向上という問題解決だけでなく、新たな気づきによる価値創造につなげることができる可能性もでてきます。

ITの役割とビジネス成果の関係

この時、これらのフィールドの役割を担ったり、フィールドをつなぐ道具として様々なITが活用できます。ここで重要なことはITとビジネス成果との関係が可視化されているかという点です。

[図5]ITの役割とビジネス成果

基本的にIT自体はある機能や能力(Capability)を提供しますが、それが業務プロセスにどのような影響(Impact)を与えるかを明らかにしなくてはいけません。良い影響もあれば悪い影響もあるかもしれません。悪い影響を打ち消して、良い影響だけを集約できるとはじめて活用(Exploitation)できたことになります。それらの活用成果が組み合わさってはじめてビジネス成果(Benefits)につながります。このためには、IT以外に人・組織・プロセスの施策を組み合わせる必要があります。
例えばCTI(Computer-Telephony Integration)導入の場合、CTI自体は電話とコンピュータとを融合させるという「機能」を提供するだけです。この機能はお客様からの問い合わせ業務の効率化という「良い影響」を与える反面、効率化を追い過ぎて問い合わせメニューのオペレーションが長過ぎると顧客満足度を下げるという「悪い影響」を与えるかもしれません。そこで、悪い影響を極力排除して良い影響を最大化するような手を打ってはじめてITを「活用」したことになります。この時、IT以外の要素(人・組織・プロセス)の見直しを同時に行う必要が出てくることでしょう。さらにこのような「活用」を上手く結び付けて「ビジネス成果」にたどりつくことができます。
この関係を直感的に表現するモデルを「リザルトチェイン(富士通のモデリング技法)」と呼んでいますが、この技法でITとビジネス成果を結ぶ「風が吹けば桶屋が儲かる」的な論理を可視化することができます。

ジャーナル最新のテーマ

今月のテーマ:インフラ最適化 全社視点、経営視点で取り組む「インフラ最適化」 続きを読む


今月のアンケート Q:あなたの会社では「富士通のサーバ」をお使いですか? 集計結果は1月13日から毎週公開 回答する


お客様の声をお聞かせください

富士通ジャーナルに掲載している記事やコンテンツについてのご意見・ご感想を、ぜひお寄せください。

ご意見・ご感想フォーム いただいた、お客様の声


お寄せいただいたご意見・ご感想については、富士通からの回答をお約束するものではありません。ご了承ください。
なお、富士通からのご回答を必要とするお問い合わせについては、
富士通ジャーナルに関するお問い合わせをご利用ください。