環境(1-2)
植物性プラスチックの
製品への適用拡大を目指して
ひまし油を原料とした
繰り返しの屈曲に耐える新材料
トウモロコシを使った植物性プラスチック採用製品の開発を進めると同時に、植物系素材を使った製品をより幅広く提供していくために、柔軟性や量産性に優れ、かつより植物度の高い新たな植物性プラスチックの開発も進めてきました。そして06年、フランスの大手化学メーカー、アルケマ株式会社の協力のもと、「ひまし油」を原料とした植物性プラスチックの開発に成功しました。
ひまし油は、トウゴマの種子から抽出され、ナイロンのほか、塗料や化粧品、医薬品等にも使われている原料です。このひまし油から作られるポリアミド樹脂「ポリアミド11」の分子鎖間の相互作用を弱め、組織の規則性を緩和することによって、繰り返し屈曲させても白化しない、柔軟性を備えた植物性プラスチックが誕生しました(図2)。また試作に成功したノートPCのカバー部品は、その60~80%が植物系素材という高い植物成分比率を達成しました。
加えてこの新材料は、強度を上げるために充填剤を高濃度で添加しても高い耐衝撃性を維持できることから、将来はPCの筐体部分等への採用も期待されています。
[図2]

広がる植物性プラスチック採用製品
ノートPC「FMV-BIBLO」他にも、富士通では植物性プラスチックを採用した製品を開発し、環境に配慮した「スーパーグリーン製品」として独自に認定しています。例えば、手のひら静脈認証装置やPOSターミナル、スキャナ等、その分野は多岐にわたります(図3)。
[図3]植物性プラスチックを採用した製品の例(全てスーパーグリーン製品として認定されています)

また、植物性プラスチックの適用は製品に限りません。LSIの包装に使用されるエンボステープは、02年から携帯電話用のLSI等一部で植物性プラスチックの適用を開始していましたが、05年2月からは全てのエンボステープに適用しました。
富士通は、これからも新材料の適用や用途の拡大に努め、環境負荷低減と石油資源の消費削減に貢献していきます。
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- 富士通株式会社 環境本部 SD企画統括部
Tel: 044-754-3413 - 環境活動詳細
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