Newテクノロジー(1) | Newテクノロジー(2) |
Newテクノロジー(1)
ITシステムの統合IOネットワークを実現する
「10ギガイーサネットスイッチ技術」

データセンター等のITシステムが高度化、複雑化するのに伴い、より柔軟に低コストで運用できるシステムが求められています。運用管理コストを押し上げる要因の一つに、ITシステム内のサーバ間を接続するLANや、ストレージを接続するSAN等の複数のIOネットワークの存在があげられます。10ギガイーサネットは、従来のイーサネットの10倍の帯域幅を持ち、これらITシステムの複数のネットワークを統合し、運用管理を容易にする技術として期待されています。富士通研究所では、この10ギガイーサネット技術の研究開発に注力しており、その技術的な核となる最新の成果の一つが、10ギガイーサネットスイッチの開発です。
高度化ITシステムに欠かせない
10ギガイーサネット
イーサネットは、主にLAN(ローカルエリアネットワーク)で使われているコンピュータネットワークの規格です。これまでイーサネットは、10Mbps、100Mbps、1Gbpsとその帯域を10倍ずつ拡大してきており、現在、1Gbpsの帯域を持つ1ギガイーサネットがLANでは主流になりつつあります。さらにその10倍の帯域を持つ10ギガイーサネットは、10Gbpsの通信速度を実現するイーサネットの規格で、2002年6月にIEEE 802.3aeとして標準化されています。
現在のデータセンターでは、分散配置されたサーバを集約、統合するニーズが高くなってきています。これは、ITシステムの高度化、複雑化に伴い、システムで使用されているサーバ数が増加し、サーバを分散配置、管理していては、システム全体の管理コストの増大、システム資源の利用率の低下、信頼性の低下、セキュリティの低下を招くからです。このようなニーズに対応するため、サーバやIOネットワークを統合し仮想化するための技術が求められています。
一方、データセンター内のIOネットワークとして、LANにはイーサネットが広く使われていますが、サーバ間を接続するクラスタ用の高速ネットワークとしてInfiniBand等の専用ネットワークが、サーバとストレージシステム間を接続するIOネットワークとしてファイバチャネルが使われています。サーバを統合、仮想化して資源を柔軟かつ有効に利用するためには、これらのIOネットワークを統合(統合IOネートワーク)する必要がありますが、これまではこの用途に適したネットワークはありませんでした。統合IOネットワークにより、システム構成が簡素化され、インターフェースの統一、運用管理コストが削減されるだけでなく、システムを構成する部品も少なくなることにより、信頼性も向上させることができます(図1)。
[図1]サーバとIOネットワークの統合

富士通研究所では、統合IOネットワークとして業界標準である10ギガイーサネットが最適であると考え、各種IT機器を10ギガイーサネットで接続するためのコア技術として、10ギガイーサネットスイッチの研究開発に取り組んでいます。
インフラ最適化に関連する記事
注目のソリューション
特集記事
プロダクト&サービス
先端テクノロジー
現場の声
導入事例
ジャーナル最新のテーマ
お客様の声をお聞かせください

富士通ジャーナルに掲載している記事やコンテンツについてのご意見・ご感想を、ぜひお寄せください。
お寄せいただいたご意見・ご感想については、富士通からの回答をお約束するものではありません。ご了承ください。
なお、富士通からのご回答を必要とするお問い合わせについては、
富士通ジャーナルに関するお問い合わせをご利用ください。






