低コストで飛躍的高信頼性、TCO削減を実現する
PCサーバ「PRIMERGY(プライマジー) TX300HA S5」

いまやPCサーバはあらゆるサービス、ビジネス業務を支える重要なIT製品となっています。そのハードウェア障害による業務停止が企業そして社会に与える影響は、その普及とともにしだいに増大しています。2009年10月、富士通が発売を開始したPRIMERGY TX300HA S5は、高い機能と信頼性を兼ね備え、中・大規模システムを支えるPCサーバとして注目を集めています。
高信頼性サーバPRIMERGY TX300HAの開発
従来、SOHOや企業の一部門などで利用されていたPCサーバは、その性能・機能の向上、低コストなどによりグループウェアやデータベース、さらには物流、生産・販売管理、予約受付システムなど重要な基幹システムにまでその利用シーンを広げています。そこで課題となるのがPCサーバの信頼性、つまりサーバのダウンタイムコストに対する保護の必要性です。富士通はこうした市場背景を踏まえ、マルチコア化による性能アップで基幹データベースにも対応しつつ、ハードウェアコンポーネントの二重化による高い信頼性と、従来の技術に比べよりシンプルかつ高可用性(High Availability)を備えたPCサーバ「PRIMERGY TX300HA シリーズ」を開発しました。
継続運転の信頼性を飛躍的に向上させるハードウェアの完全二重化
PRIMERGY TX300HA S5は2台の標準PCサーバを「運用側サーバ」「待機側サーバ」で2重化し、高い連続稼働性を実現し、システムダウン時のタイムコストを最小限に抑えています。
運用側・待機側の2台のサーバは仮想化技術により、それぞれ業務処理部と制御部に仮想的に分離し、別々のOSで動作。通常時は運用側において業務処理と制御が動作し、待機側では制御のみが動作しています。また運用側HDDに書き込まれたデータは待機側のHDDにも書き込まれるので、2台は同じデータを保持しています。
しかも、クアッドコアプロセッサを最大2個搭載できるため、複数のアプリケーションやサービス、または多数のユーザーがアクセスする大規模な基幹システムなどへの適用が可能です。

運用側で二重化されたハードウェア要素(ネットワーク、ハードディスク)に障害が発生した場合は、運用側コンポーネントは瞬時に切り離され、業務は継続されます。運用側でサーバが継続動作できない障害(マザーボードなど)や、同期動作していないコンポーネント(CPU、メモリ)に障害が発生した場合は、自動的に待機側のサーバから仮想OSが起動。待機側制御部の同期処理により運用側と同じに保たれたHDD内データを使用して業務が再開し、ダウンタイムを最小限(数分~10数分)に抑えます (注)。
シングルサーバ運用の一般モデルでは、ハードウェア障害が発生すると保守員が駆けつけ、障害調査、対策検討、復旧作業とサービスの再開までに長い時間を要することがありますが、HA(High Availability)モデルでは自動で運用側コンポーネントを切り離したり、運用サーバを切り替えることでサービス提供を継続させ、復旧作業中の機会損失を防ぐことができます。

市場ニーズに応えるHAモデル
2台のサーバ構成と、仮想化技術によるアクティブ(運用)とスタンバイ(待機)の切り替え方式で業務継続を実現するPRIMERGY TX300HA S5の導入により高信頼性を保ちつつ、次のようなメリットが得られます。
ハードウェア、OS、ソフトウェアのセット提供と、共用ディスクや専用ソフトを必要としないシンプルな構成のため、低コストで信頼性の高いシステムを容易に導入できます。また、2台のサーバは2重化したシステム上で動作していますが、独自の仮想化技術によりネットワーク、アプリケーション、クライアントからは1台のサーバに見えるため、単体のサーバ管理と同じレベルのコストで運用が可能となり、TCO削減に貢献します。
富士通はこれからも中・大規模システムに、高機能と高信頼性を備えTCO削減を支援するPCサーバの開発・販売を続け、お客様のビジネスに貢献してまいります。

注記
- (注): アプリケーションの起動時間により左右されます。
[2009年11月2日 公開]
ジャーナル最新のテーマ
お客様の声をお聞かせください

富士通ジャーナルに掲載している記事やコンテンツについてのご意見・ご感想を、ぜひお寄せください。
お寄せいただいたご意見・ご感想については、富士通からの回答をお約束するものではありません。ご了承ください。
なお、富士通からのご回答を必要とするお問い合わせについては、
富士通ジャーナルに関するお問い合わせをご利用ください。





