日本発PDM「PLEMIA(プレミア)」が先進の機械系3次元CAD「ICAD/SX」と連携

「売れる製品をいち早く市場へ」、開発効率や設計品質のさらなる向上がもとめられるなか、PDMへのニーズが高まっています。日本の製造業のお客様とともに進化をつづける日本発PDM、それが富士通の 「PLEMIA(プレミア)」です。
2008年6月中旬リリースの新バージョンではEDM機能を強化、さらに機械系3次元CAD「ICAD/SX Mechanical PRO」(以下ICAD/SX)と連携し、機械系製造業の競争力向上に大きく貢献いたします。
ITを活用した開発プロセス改革の要、PDM
製品ライフサイクルの短期化、企業間競争の激化、顧客ニーズの多様化などが進むなか、利益を確実に確保していくためには、市場ニーズを先取りし売れる製品を早期に市場投入することが不可欠です。これからは、ものづくりの手法が売上を大きく左右します。
さらなる開発設計の効率化がもとめられる一方、設計開発者が扱うデータ量は膨大なものとなっており、そのことでさまざまな課題が生じています。
- データの流用を推進したいが、データの整合性や品質を保つことが難しい
- フロントローディング(注) といった工程の前倒し作業による設計負荷の拡大
- 複数の設計者がデータを利用することで版数管理が煩雑になってしまう
- 部品数の増大、変更の多発などへの対応に作業時間をとられてしまう
こうした課題の解決には、ものづくりのベースとなる設計関連情報の一元管理をはかり、データを安全に、適切に活用できる情報基盤の実現が必要です。
設計品質を保ちつつ、設計開発リードタイムの短縮をはかるために、ITを活用した開発プロセス改革の要としてPDMへの期待がますます高まっています。
設計者の視点を大切にした日本発のPDM「PLEMIA」
日本のものづくりのために生まれた、日本発のPDM「PLEMIA」。その特長は、ものづくり全体の視点とともに、設計者を管理業務から解放し本来の設計業務に注力できるように設計者の視点を大切にしていることです。
たとえば操作性ひとつをとっても、エクスプローラライクな簡単操作のため、新たな知識を修得する必要もなく直感的に操作できます。
日本の設計スタイルに適合していることも特長の1つです。
たとえば分担して設計作業をおこなう場合、製品の一部だけの設計者、複数製品をまたがった設計をおこなう設計者、共通部品のフォルダなど運用の形態にあわせて柔軟にフォルダを作成でき、わかりやすく効率的なデータ管理がおこなえます。
仕掛り・正式データの保管と版数管理、マルチCAD対応、安全なチーム設計、統合BOM(部品表)の実現、環境配慮型設計のサポートなど、みずからも製造業である富士通ならではの洗練された特長をそなえています。
「PLEMIA」は、日本の製造業のお客様とともに進化をつづけています。
今回のバージョンアップでは、富士通の機械系3次元CAD「ICAD/SX」との連携、EDM(エンジニアリングデータマネージャ)のさらなる強化をはかっています。
超高速レスポンス、機械系3次元CAD「ICAD/SX」のメリットを損なわないデータ連携を実現
機械系3次元CAD「ICAD/SX」は、20年におよぶ継続的開発と先進ユーザー様との共同開発により、産業機械・製造装置設計分野で確かなポジションを確立しています。
数百から数万点の部品を組み合わせる産業機械・製造装置の開発設計では、大規模データを扱うためレスポンス性能が生産性向上のポイントとなります。
「ICAD/SX」は業界屈指の超高速レスポンスにより常時アクティブで試行錯誤できる快適な設計環境を実現。レスポンス以外にも直感的操作性、三次元/二次元両用設計などの特長はお客様から高い評価をいただいています。
開発設計のリードタイム短縮などこれまであげてきた課題は産業機械・製造装置設計分野でも同様です。統合的なデータ管理を実現する日本発のPDM「PLEMIA」と、純国産3次元CAD「ICAD/SX」との組み合わせは、産業機械・製造装置の開発設計に新たな可能性をひらくものです。
今回の連携では、このような「ICAD/SX」の特長を損なわず、「ICAD/SX」で作成した3次元設計資産を、安全かつ効率的に一元管理できるようになりました。
また2次元の図面の表題欄情報の取り込みもおこなえ、二重登録の無駄をなくすことで作業の軽減もはかれます。

「ICAD/SX」データを「PLEMIA」で管理することにより、アクセスコントロールやワークフロー、排他制御などのもと、「ICAD/SX」データの構成を維持しながら版数管理やデータの流用、検索が可能となり、複数の設計者が安全かつ効率的にデータを扱える情報基盤を実現できます。
お客様の声を活かしEDM機能も一層強化
新バージョンでは「ICAD/SX」連携以外にもEDM機能も一層強化しています。
ファイル数が多いと名前だけでは管理できないこともあります。
従来、ひとつひとつのファイルについてはサムネイルで形状を確認できましたが、検索結果のサムネイルの一覧表示により、複数ファイルの形状を直感的に確認し操作することが可能です。

ほかにも、システム内で同名ファイルを存在させないファイルの一意モード、流用時のファイル名の自動変名、巨大アセンブリでもエラーファイルを容易に発見できる取り出し、取り込み画面での検索などお客様の声をエンハンスに活かしています。
用語解説
- (注)フロントローディングとは:
- 製品開発に関わる部門メンバーによる、全員参加型での開発の前倒し検証スタイル
[2008年6月2日 公開]
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