設計と生産準備を同期化し「デジタル立会い」を実現する
機械系3次元CAD「ICAD/SX V6」

3次元CAD分野において他の追随を許さない大規模アセンブリデータでの高速レスポンスを実現し、革新的な技術により開発した「ICAD/SX(アイキャド エスエックス)V6」。機械・装置の設計部門で3次元形状、図面、設計付帯情報などの設計データを一括に扱え、設計と生産準備の同期化により「デジタル立会い」を実現。企業の設計部門を強化して、ものづくりの競争力を飛躍的に高めることを支援します。
機械設計の3次元CAD分野で増大するデータ量
機械・装置づくりの分野で大きなニーズとなっているのが、増大を続ける3次元CADデータへの対応です。その背景には、設計部門における3次元CADの適用範囲の拡大があります。
従来の3次元CADの適用範囲はユニット間での不具合削減でしたが、最近では機械装置の構造最適化、ライン検証、さらには 生産工程の最適化にまで適用範囲を拡大するニーズが生じています。
こうしたニーズに対応するべく開発されたのが3次元CAD「ICAD/SX V6」です。前バージョンでは5万部品にとどまっていたアセンブリデータ対応が40万部品まで拡大。機械装置はもとより設備ライン全体においても「設計の可視化による品質向上」、「設計検討・検証のスピードアップ」を実現する、3次元CAD分野で最高性能を誇る新バージョンです。
機械設計を効率化する3つの強化ポイント
「ICAD/SX V6」の主な強化ポイントは次の3点です。
40万部品もの大規模アセンブリデータを超高速処理できるCADカーネルの強化
独自のCSG(注1)ソリッド技術の強化と、新開発の超高速形状処理エンジンにより、一般的な3次元CADの約100倍のデータを超高速で処理。32bit、2GBのPC環境で40万部品に対応。同部品数の設備ラインで、拡大・縮小などのレスポンスが0.2秒という他社の追従を許さない高速処理性能を実現。
設計データの成熟過程を支援する「ICADデータ衝(注2)」の確立
構想から詳細へと進む設計過程で、構築されていく設計データを支援するのが「ICADデータ衝」。一般的な3次元CADでは3次元形状、図面、設計付帯情報などの設計データがばらばらであるためにPDM導入の必要がありますが、「ICADデータ衝」では、前述の設計データを一括で扱え、設計者の意識するデータは1つで済みます。そのため設計者は思考の具現化や検討・検証に集中できるようになりました。
「デジタル立会い」を実現する検討/検証機能の強化
「大規模アセンブリデータの超高速処理」、「ICADデータ衝」の技術をベースとし、さらにビルトイン型の検討/検証機能強化したことで、生産準備の早期の前倒しが可能となり設計と生産準備を同時並行で進める「デジタル立会い」を実現。設計初期から品質・コスト・性能要件を取り込むことで、設計変更による後戻りの削減・実機立ち上げの負荷軽減・生産の垂直立ち上げ など機械装置開発の大幅な効率化を目指した設計環境を実現しました。

富士通が目指す日本のものづくりを支えるICAD/SX
設計者とオペレーターの分業を前提に、オペレーター指向でつくられた欧米製がほとんどを占める3次元CAD分野において、「ICAD/SX」は、設計者指向の純国産3次元CAD。富士通は、「ICAD/SX」を日本のものづくりを支える使命を担う3次元CADと位置づけ、さらなる洗煉をはかるためさまざまな業界のエクセレントカンパニーと共同研究を重ねております。
今後も、機械装置設計に携わる設計者にとって真に役立つ3次元CADを目指し、また国内外を問わず機械装置設計におけるデファクトスタンダードの地位を目指し、3次元CADの開発に邁進してまいります。
[2009年9月1日 公開]
ジャーナル最新のテーマ
お客様の声をお聞かせください

富士通ジャーナルに掲載している記事やコンテンツについてのご意見・ご感想を、ぜひお寄せください。
お寄せいただいたご意見・ご感想については、富士通からの回答をお約束するものではありません。ご了承ください。
なお、富士通からのご回答を必要とするお問い合わせについては、
富士通ジャーナルに関するお問い合わせをご利用ください。





