別名“サイレント・ディジーズ”とは?
検診での血液検査の結果、「中性脂肪とコレステロール値が高いですね」と、医師から指摘をされた方、きちんと食事に注意を払っていますか?
「いやあ、そういわれてもなかなかね・・」といつものように、油っこい食事に舌つづみ、お酒もガバガバ、タバコも大好き。そんなアナタの身体の中は、静かに、一歩一歩、動脈硬化、心筋梗塞、脳内出血への道を突き進んでいます。
日本人の三大死因の一つである心臓病。その危険因子として大きなウエイトをしめるのが「高脂血症」です。高脂血症は、血液中のコレステロール、中性脂肪など、脂質の数値で診断されます。一般に、血中の総コレステロール値が220mg/dl以上の場合を指します。(ただし、閉経後の女性は同年代の男性に比べて20mg/dl高い240mg/dl以上)
高脂血症とは、血液中に溶けている脂質の値が必要量よりも異常に多い状態をいい、別名“サイレント ディジーズ(静かな疾患)“といわれ、ほとんどの場合において自覚症状や兆候が現れず、放置しておくと、ある日突然、動脈硬化や心筋梗塞などに襲われる怖い病気なのです。
あなたは高脂血症予備軍?
「中性脂肪たっぷり」、「コレステロール値高め」・・次のチェックリストの項目で思い当たることが多い方は、すでに高脂血症になっているかも・・・。生活の見直しを図ると共に、一度病院で検査してもらうことをお勧めします。
卵を毎日2個以上食べる- 清涼飲料水をよく飲み、間食をする
- タバコを1日20本以上吸っている
- 青魚が嫌い
- 毎日アルコールを欠かさない
- 肉料理や揚げ物をよく食べる
- 野菜が嫌いで、殆ど食べない
該当する項目が3つ以上ある方は、高脂血症の危険性があります!
なにはともあれ、食事を見直そう!
運動不足、遺伝による家族性高脂血症などが原因にあげられますが、高脂血症の原因と最も深い関係にあるのは食事です。コレステロールの多い食品や、甘いものの食べ過ぎなど、エネルギーの過剰摂取と運動不足による肥満は、肝臓で造られるコレステロールや中性脂肪を増加させます。それでは具体的に、何を注意したらよいのかお教えいたします。
【食事改善リスト】
- 動物性脂肪やコレステロール(卵の黄身や肉の脂身、魚卵、イカ、エビ、ウニなど)を多く含む食品の摂りすぎに注意しましょう
- アジやサバ、イワシなど青背の魚に多く含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)などの不飽和脂肪酸を積極的に摂取しましょう
- コレステロールを低下させる作用のある食物繊維(コンニャク、サツマイモ、キノコ類、海藻類など)を積極的に摂取しましょう
- 甘いもの、アルコールは程々に
食事以外にも注意が必要なものがあります。
それは、喫煙です。喫煙はLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪を増やし、HDL(善玉)コレステロールを減らしてしまいます。とりあえず、本数を減らすことから始めてみてはいかがでしょう?
そして、適度な運動は中性脂肪を減らし、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増やす作用があるので、ウォーキングなど、身体に負担のかからない運動を週に3回、は行いたいものですね。
高脂血症には自覚症状がないため、知らないうちに動脈硬化が進行し脳や心臓の病気の引き金になりかねません。今のうちに生活習慣を見直して、高脂血症対策の運動や食事がストレスにならないよう、自分のペースで気長に取り組みましょうね。
経営コンサルタント 塩地 亮子
[2006年6月8日 掲載]
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