仕事が休めない方のための「風邪の症状別、薬の選び方」
今年も風邪の季節がやってきました。
ひかないのにこしたことはありませんが、思い通りにはいかないもの。
風邪をひいたときは、ゆっくり養生することが何よりも一番大事だとわかってはいるものの、なかなか仕事は休めないし、休んでも会議の資料が気になって、自宅のパソコンで作業をしてみたり・・・風邪をひいてしまっているのに、普段の生活をしようと思うのが無茶ですが、人に迷惑をかけたくない気持ち、よくわかります。
そこで、身体はだるくても、気力はあるという頑張り屋の強い皆さんに、風邪をひいたときに、とりあえず症状を和らげるための薬の選び方をご紹介致します。
「とにかく今日は用事があるから、症状だけでもなんとかしたい!」という方。それだけ気力があるのですから、重症ではないと思います。病院へ行かず、薬局で済ませてみてはどうでしょう。
不快な症状は、免疫が頑張っている裏返しですから、風邪が治っている途中なのです。そこで、症状をすべて消すよりも、軽くしたい症状だけに特化した薬を選んだ方が効果的です。
では、風邪の症状によって、どのような成分の薬を選べば良いのでしょうか。代表的な風邪の症状別にご紹介致します。
熱・痛み
- アセトアミノフェン・・・解熱に特化。子供の発熱の場合は必ずこちら
- イブプロフェン・・・解熱に加え、鎮痛作用も有り。インフルエンザ、子供には使用不可
咳
- リン酸ジヒドロコデイン・・・頭がほんやりするので、自動車などの運転には気をつけましょう
- ノスカピン
- 塩酸メチルエフェドリン
- 臭化水素酸デキストロメトルファン
鼻水・鼻づまり
- マレイン酸クロロフェニラミン・・・抗ヒスタミン剤。眠気が出てくる場合有り
- 塩酸プソイドエフェドリン
- ヨウ化イソプロパミド
のどの痛み
- 塩化リドチーム・・・抗炎症剤。卵アレルギーの方は禁忌
- トラネキサム酸
元気づけ
- 無水カフェイン・・・一時的に楽になります
- ビタミン類
薬を簡単に見分けるには、「熱」「咳」等、特定の効能が書いてあるものを選ぶこと。同じようなものがあってどれが良いのか判らない場合は、薬剤師に相談して最適の薬を選んでいただきましょう。
ここでご紹介したのは、風邪をひいても、どうしても休めない方が、出来るだけ楽に動けるようにという趣旨からのものです。決して、風邪をひいても働くことをすすめているのではありません。
やはり、風邪をひいたときの最強の治療法は、医者でもなく、薬でもなく、「ゆっくり養生」することです。あまり無理をすると風邪が長引き、別の外敵による二次感染が起こることもあります。こうなると一大事です。
用事が済んだら、無理せずゆっくり休むこと。それまでの応急処置と考えてください。
仕事も大事ですが、風邪は「万病のもと」。
風邪をひいたら、早めに仕事の段取りをつけ、他の人に引継ぎをし、安心して養生して下さいね。
経営コンサルタント 塩地 亮子
[2006年2月9日 掲載]
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