働き盛りを襲う、激痛 !「尿路結石」の予防法
30代から50歳代男性で、働き盛りのアナタ。気をつけて下さい。「尿路結石」にかかる方が増えています!
尿路結石にかかった経験がある方、わき腹や背中にしばしば激痛が走るあの痛み・・さぞかし、苦しかったでしょう。でも、うかうかしているとまた、再発があるかも・・・
また、一度もかかったことの無い方、安心してはいけません。尿路結石は、戦後、食生活が豊かになるにつれ増えてきた病気で、一種の生活習慣病なのですから。
日本では、1年間に約10万人が新たに「尿路結石」を発症するといわれていて、かかる確率の高い病気です。20人に1人は一生の間に一度は、尿路結石症にかかるといわれているんだそうです。
症状は「激しい痛み」や「血尿」
尿は腎臓でつくられ、尿管に送り出されます。尿管を通った尿は、いったん膀胱にためられ、尿道を経て体外に排泄されます。この尿の通り道を「尿路」といい、尿路にできる結石を「尿路結石」といいます。
結石は、尿に含まれる成分が腎臓で結晶化し、大きくなったものです。この結石が、尿管や膀胱などに詰まり、痛みを引き起こすのです。その痛みは脂汗が出るほどの激痛で、尿は濁る他、血尿、頻尿、排尿困難、発熱などの症状がしばしばあります。
尿路結石は、尿中のミネラルなどの成分が結晶になって成長したものです。成分によって、いくつかの種類に分けられますが、全体の8割を占めるのが「シュウ酸カルシウム結石」で、尿中のシュウ酸とカルシウムが結合して、結晶化したものです。多くの場合、食生活が原因となってできます。逆に言えば、食生活の改善によって予防することも出来るのです。
痛い思いをしたくないなら、予防しよう!
(1) カルシウム、植物繊維をとりましょう
結石を防止するには、尿中のシュウ酸を減らすことが重要です。そこでカルシウムをたくさんとると、腸で吸収される前に、カルシウムとシュウ酸が結びつき、便として排泄されます。食物繊維も結石を予防します。
(2) 水分を摂取しましょう
尿が濃くなると、成分同士がぶつかりやすくなって、結晶ができやすくなります。そこで日頃から、十分に水分をとりましょう。水分の量は、1日の尿量が約2リットルになるくらいが目安です。また、結石は夜つくられるので、寝る前に一杯の水を飲むのも有効です。なお、同じ水分でも、アルコールは脱水症状が起きて、尿が濃くなり逆効果になりますので、注意してください。
(3) 動物性たんぱく質はほどほどに
尿酸は、「プリン体」という物質が体内で変化したもので、「肉や魚、レバー」などの動物性たんぱく質に多く含まれます。そのため、動物性たんぱく質をとり過ぎると、結石ができやすくなります。
(4) アルカリ性食品をとりましょう
クエン酸には尿中のカルシウムの性質を変えて、シュウ酸との結合を防ぐ働きがあります。そして、アルカリ性食品には、クエン酸を増やす働きがあります。「野菜や果物、海藻類、酢、梅干し」などを積極的にとりましょう。
なぜ、結石が出来るのか、ハッキリとは原因がわかっていませんが、食生活や代謝、ホルモンが関係しているようで、そして最大の誘因は食生活にあります。食物の中には、結石を作る成分が入ったものや、抑制する成分が入ったものなどがありますので、それらをバランスの良く食べることが重要です。
そして、尿路結石は再発しやすい病気で、かかったことのある人の約半数は、10年以内に再発していると言われています。再発防止や早期発見のためにも、定期的な検診が大事ですね。
経営コンサルタント 塩地 亮子
[2005年12月8日 掲載]
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