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勇気を出して!「インフォームドコンセント」と「セカンドオピニオン」

仮に、あなたはある病気で、主治医から「手術が必要です。」と告げられました。あなたは「はい、分かりました。」とすんなり手術を受けられますか?
きっと、頭の中では不安な気持ちと同時に、「本当に手術しないといけないの?」「この手術で本当に治るの?」・・などと、その治療法が本当に自分にとって適切かどうか、悪い意味ではなく、疑問に思うのではないのでしょうか。

私たちは、病院などに行き、病気を診断してもらい治療を受けますが、この時、医師や看護士などから検査や治療について、十分に説明を受けて、疑問点などを解消し、心から納得してその検査なり治療を受けることに同意することをインフォームドコンセントと言います。
しかし、医師から説明を受けても、情報も知識もない患者や家族にとっては、治療法を決めることができなかったり、不安を覚える場合があります。だから、知識を持っている人(専門医)に相談し、意見を聞くことをセカンドオピニオンと言います。

これは、自分の納得のいく治療を決めるために、いろいろな情報を集める一つの方法で、インフォームドコンセントとセカンドオピニオンは、車の「両輪」のような役割をしています。

しかし、他の専門医に意見を聞いてみたいけど、主治医に対して申し訳ないし、言いにくい・・・。それに、どこに情報を求めればよいのかも分からないし・・・と心配が先にたってしまいますね。でも、自分にとって一番良い治療を受けたいから、できるだけたくさんの情報が欲しいと思うのは、当然の想いです。さあ、勇気を出して悩みを伝えれば、主治医も理解を示してくれることでしょう。

主治医にはどのように聞けばいいの?

さて、実際に主治医にインフォームドコンセントを求める際に聞くべきポイントをお教えしますから、下記の質問をメモに控えておいて下さいね。あと、それの答えもちゃんとメモをとっておきましょう。

  1. 何という検査をして、どのような結果だったのか
  2. その結果、病名は? その病気の進行状況は?
  3. 主治医としての治療法及び、その治療法のメリットとデメリット
  4. その他の治療法及びその治療法のメリットとデメリット
  5. もし、その治療を受けなければどうなるか

やっぱり、他の医師の意見が聞きたい!

上記の説明を受けても、やはり他の医師の意見が聞きたい・・・仕方ありません。まずは、勇気を振り絞って、主治医にその旨を伝えましょう。そして、セカンドオピニオンを上手に得るポイントをお教えします。

  1. セカンドオピニオンをとる前に、疑問点があれば、あなたの病状を一番よく知っている主治医に確認しておくと同時に、インフォームドコンセントのポイントに書かれてあることも、確認しておきましょう。また、セカンドオピニオンは必ず初回治療の前に受けて下さい。
  2. セカンドオピニオンを希望する医師宛の紹介状を書いてもらいます。その際、どの先生にお願すれば良いか分からない場合、主治医に紹介してもらったり、セカンドオピニオン協力医のリストが掲載されています、「セカンドオピニオン・ネットワーク」(http://www.2-opinion.net/)を参考にしては如何でしょうか。その際、主治医から、病理検査などの診療情報を提供してもらいましょう。
  3. 受診前に、希望する病院へ電話をして、予約の有無、持ち物などを確認しましょう。
  4. 主治医からの説明の内容と共に、自分自身、どうしたいのか、この先どのような人生を望んでいるのかも、今後の治療方針を決める上で重要なことなので、聞きたいことをまとめておきましょう。
  5. 結果はきちんと、主治医に報告し、その後の治療方針を決めましょう。もし、セカンドオピニオンを受けた先の病院での治療を選択しようと思ったとしても、主治医には必ず報告して下さい。

治療方針をきちんと説明できる医師ほど、患者にセカンドオピニオンを勧めるとも言われています。まずは主治医を信頼して、疑問や悩みを伝えてみることが、第一歩です。
その時の対応の仕方で、あなたの主治医の力量が分かるかも知れません。

経営コンサルタント 塩地 亮子
[2005年9月21日 掲載]

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