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ちょっと気になる「毛髪」の話(2)

前回は円形脱毛症について説明しましたが、実際に「髪が気になる」人のほとんどは、治療の必要のない「男性型脱毛症」の症状がある人ではないでしょうか。
加齢により毛母細胞の力が衰え、脱毛したり薄毛になったりすることは誰でもありますが、男性型脱毛症は、男性の10人に1人の割合でおきるとされ、早い人では10代後半から進行し、30~40歳代で顕著に症状があらわれる脱毛症のひとつです。

ヘアサイクルのうちの「成長期」が通常より短く、髪が太く長くなる前に成長がとまってしまうため、全体的に薄くなったと感じ、それを繰り返すと毛根が徐々に小さくなり、やがて発毛しなくなってしまいます。
「成長期」が短くなる原因には、血行障害や脂性、そして特に「男性ホルモン」の影響が関わっています。ただし、男性なら誰でも というわけではなく、男性ホルモンに影響されやすい体質の人にだけ起こります。その体質は遺伝することが多いようです。

もちろん男性型脱毛症は、病院へ行って治療する必要があるわけではありません。ですが、気になる方は市販の育毛剤を使用したり、ここ数年徐々に開設され始めている「頭髪専門クリニック」をおとずれたりして悩みを解決するのもいいでしょう。

薬局などで多くの「養毛剤」「育毛剤」「発毛促進剤」などが売られていますが、それらの言葉の違いは医学用語として明確に定義されているわけではありません。
数多くの中から自分にぴったり合ったものを見つけるのは難しいでしょう。ですが、一度抜けた毛が次に生えるまで3~4ヶ月かかりますので、効果をみるには半年間は使い続けることが必要です。その「3~4ヶ月の間は何も起こらないのが普通」と思い、用法・用量を守って根気よく続けてください。
気になりだしたら早いうちに、また、家族に男性型脱毛症がいる人が予防のために使うのもいいでしょう。育毛剤で「フサフサに戻す」ことはまだ難しいようですが、現状維持や進行を遅らせることは期待できます。

専門クリニックでは、原因が生活習慣によるものか遺伝の影響が大きいのかなど細かく検査してくれるので、市販の育毛剤を使うより自分に合った治療法を早く見つけられるでしょう。ただし発毛治療は基本的に保険の適用外です。

また、男性ホルモンとは関係なく、頭皮や髪のケアを間違えていたり、生活習慣が乱れたりしていると髪に大きなダメージを与えてしまいます。
以下のことを多少気にしてみてください。

シャンプー

一日一回が基本です。必要以上に洗うと脱脂を助長し外的刺激に過敏になり頭皮をいためてしまいます。
まずシャンプー前にブラッシングをし(血行をよくする効果もあります)、お湯で髪の汚れを十分流してから、シャンプー液をよく泡立てて指の腹で頭皮をマッサージするように洗います。しっかりすすぐことも重要です。

リンス・トリートメント

髪の表面に保護膜をつくったり、髪の内部に浸透し洗髪で流れてしまった皮脂や足りない水分を補います。シャンプーよりも皮膚への刺激が強いので、よくすすぐことが大事です。よくすすいでも効果は下がりません。

食事

食事による栄養が偏っていては毛母や毛乳頭の活性が高まりません。髪の主成分であるたんぱく質はもちろん、ビタミン、ミネラルなどバランスよく栄養を摂る事が必要です。
ちなみに、ワカメなどの海藻は生えている髪の毛の成長を促進する効果はありますが、髪の本数を増やす効果はないようです。

喫煙

ニコチンには毛細血管を収縮させる作用があります。血行が悪くなるので髪にはよくありません。

また、紫外線に当たると髪が乾燥して痛みやすくなります。そして、パーマやカラーリングなども髪に大きなダメージを与えます。
ですが、あれもダメ、これもダメと気にしすぎるとそれがストレスとなり、逆に抜け毛や白髪を増やしてしまいます。数ヶ月に1度なら多少髪を傷めたとしても、おしゃれしたことにより良い精神状態を保てれば結果として髪のためにもなるでしょう。神経質になりすぎるのが一番よくありません。

経営コンサルタント 島田 圭子
[2005年3月8日 掲載]

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