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“生きがい”で免疫力を高める?!

まずは「免疫力」について簡単に説明しましょう。
免疫力とは、病気に対する抵抗力、外からの異物に対する抵抗力のことで、あらかじめ体内に備わっている「自然免疫」と、体外から入ってきた病原菌などによって得られる「獲得免疫」があります。
免疫系に関係する細胞を免疫担当細胞といい、リンパ球やマクロファージ、好中球、好酸球などがあり、まとめて白血球と呼ばれます。
簡単にまとめると、例えば、体内に病原菌などが入るとマクロファージがそれを異物と認識し、その抗原情報をヘルパーTリンパ球に伝え、それがBリンパ球に伝えられ、Bリンパ球が抗体をつくり、最終的には病原菌が殺されます。他にもいろいろ複雑な経緯をたどって病原菌をやっつけるシステムを作り上げています。

免疫力は、外部からの異物を排除しようとするだけではありません。たとえばNK細胞というのは、自己の細胞が突然変異を起こして「がん細胞」となると、異物であると認識し、排除しようとしてくれます。健康な人でもがん細胞はたくさん作られていますが、このおかげでガンにならずにいられるのです。ですから、免疫力をあげればガンになりにくいとも言えますね。

免疫力は神経系、内分泌系などと密接な関係あります。神経系から産出された神経伝達物質や、分泌されたホルモンなどによって免疫力が強まったり弱まったりします。
例えば、うつ状態になったりするとノルアドレナリンという物質が分泌され、免疫力が下がり、結果として病気にかかりやすいということがあります。
ガン患者の人でも、うつ状態が続いてしまう人よりも、前向きな人のほうが長生きするというデータもあるようです。

では免疫力を低下させないためにはどうしたらよいのでしょうか。
まず、ストレスを少なくすることが一番です。そして、食べ物や適度な運動などの生活習慣を正しくすると良いでしょう。
ストレスが多くなるとリンパ球の反応が低下したり、NK細胞の活性が低下するなど、たくさんの実験結果が報告されています。
そうは言っても、ストレスを減らすことは難しいことです。リラックスしようと思えば余計にストレスを感じてしまう人もいますので、人それぞれのストレス解消法が必要でしょう。
ところが、ただベッドなどに「横になる」だけでもリラックス効果があることが分かっています。皮膚の温度が上がる、α波が増えるなどがわかっていますので、たとえ5分でも力を抜いてゆっくり呼吸を整えてみてください。少しでも効果は上がるでしょう。

最近流行っているアロマテラピーも大変効果があります。香りに加えてマッサージなども行えば、より効果がありますよ。

食事で免疫力を高めるならば、毎日バランスよく栄養をとることが大切ですが、特に、ヨーグルトのような乳酸菌や、きのこ類が免疫力を高めてくれるようです。

食生活以外にも、趣味を持つ、いきがいを持つなど、なにか興味のあるものをみつけると免疫力を高めることにつながるようですよ。
「病は気から」というのもあながちウソではないようです。

経営コンサルタント 島田 圭子
[2005年1月6日 掲載]

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