早期発見なら完治可能!急増中の「大腸ガン」
日本人の死亡率が高い病気といえば「ガン」。中でも、胃がん・肺がんがそれらの1位、2位となっています。
ところが、近い将来「大腸がん」の患者数・死亡率が1位になるのではないかと言われるほど、急増しています。
厚生労働省の「平成14年 患者調査の概況」によると、全国で入院や通院治療を受けている大腸がんの患者数は約22万人。胃がんと同数の1位となっています。
それは、日本人の食生活が欧米型に近づいているのが最大の原因と言われ、現在の若者たちがこのまま食物繊維の少ない、高脂肪などの食事を摂り続ければ、もっと患者数は増えていくことでしょう。
気をつけたほうが良い方は、以下の様な方です。
- 40歳以上である
- 脂肪分の多い肉をよく食べる
- 根菜・海草類・きのこ類はあまり食べない
- アルコールを飲みすぎることがよくある
- 近親に大腸がんにかかった人がいる
- 大腸ポリープになったことがある
- 痔ろうがあり、炎症を繰り返している
などなど。
血便や腹痛などの自覚症状がある人はもちろんですが、上記の内容に思い当たることがある人は早めに検査を受けてください。思い当たることがなくても、40歳過ぎたら定期的に検査を受けることをおすすめします。
職場の健康診断や、各市区町村が行っている検診などはぜひ利用したいところですが、民間企業の「郵送による検診」というのもあります。インターネットで申し込むと検査キットが送られてきて、郵送して検査してもらうというものです。
普通、最初に便潜血検査で、肉眼では分からない血液が潜んでいないかどうか調べます。ところが、もし「陰性」(血液は潜んでいなかった)という結果が出たとしても、全く問題ないというわけではありません。「ポリープはあるけれどまだ出血していなかった」、「すでに大腸がんで出血していたけど、たまたまその中に血液が潜んではいなかった」など、一度の検査だけでは安心できません。必ず年に1回程度、定期的に検査しましょう。
「陽性」と診断された場合や、最初から精密検査を受ける場合は、直腸指診・レントゲン・内視鏡検査なども行われますが、内視鏡検査に不安を持つ方が多いようです。医師の経験や技術に大きく左右される検査と言われますので、インターネットや口コミなどで十分下調べしてから信頼できる医師にお願いしてみてはいかがでしょう。
もし検査でポリープが発見されても、慌てることはありません。40歳代の40%、50歳代の50%は、内視鏡検査でポリープが見つかると言われています。もし切除が必要な場合でも、その場で内視鏡により切除されるため、入院の必要もありません。
もし、がんが発見されたとしても、内視鏡を使った手術で切除できる場合もあり、必ずしも開腹手術が必要というわけではありません。
もちろん場合によって治療法は変わってきますので、もし最初の医師の説明で迷うことがある場合は必ずセカンドオピニオンを求めましょう。
大腸がんは、患者数の増加に伴い予防・治療方法などもかなり進歩してきています。
ですから、こまめに検診し早期に発見できれば完治も可能な病気ということを忘れずに、面倒がらずに定期的に検査を受けるようにしましょう。
経営コンサルタント 島田 圭子
[2004年 掲載]
ジャーナル最新のテーマ
お客様の声をお聞かせください

富士通ジャーナルに掲載している記事やコンテンツについてのご意見・ご感想を、ぜひお寄せください。
お寄せいただいたご意見・ご感想については、富士通からの回答をお約束するものではありません。ご了承ください。
なお、富士通からのご回答を必要とするお問い合わせについては、
富士通ジャーナルに関するお問い合わせをご利用ください。





