「足裏」が痛む病気とその予防法
老化や体重の増加などにより、足裏が痛くなる病気で悩んでいる方はいないでしょうか。
「足底腱膜炎」、「中足骨骨頭部痛」、「モルトン病」などについて少しお話します。
足底腱膜炎
足底腱膜とは、足の指の付け根からかかとまで、膜のようにはっている腱組織で、そこに炎症が起きる病気です。多くの場合はかかとの骨の前あたりが痛くなり、朝起きて立ち上がったとき、つま先立ちしたときなどに特に痛みを感じるようです。
40~50代になると、老化に伴い組織が弱くなり、炎症がおきやすいですが、若い方でもスポーツなどで足を使いすぎて炎症をおこすこともあります。また、足のいろいろな筋肉によってささえられていますので、ふくらはぎの筋肉がおとろえたりしても炎症がおきることがあります。
自然に治ることがほとんどですが、痛みがある方で、3週間程度経っても痛みが弱くならない人は外科にいって治療をしたほうがよいでしょう。手術などには及びません。
中足骨骨頭部痛
2,3,4番目の指の付け根部分が傷んだら、この病気かもしれません。
筋力の低下などによって足の横のアーチがつぶれると、その部分に無理な負担がかかり、痛みが生じます。
治療には、その部分に体重がかからないように工夫された、靴の中敷のような装具を足に合わせて作り、靴の中に敷いて使ったり、湿布や塗り薬などを使うこともあります。
モルトン病
モルトン神経腫とも言われ、足の裏の神経に塊ができて痛む病気です。
ただし、本当の「腫瘍」ではなく、「たこ」のようなものなので、悪性化することはありません。しかし、薬や装具などを使用しても痛みがとれず、歩行できない場合は手術で神経を切除する場合もあります。
これらの予防法
適度な運動をして、足の筋肉を鍛え、老化を防ぐようにこころがけましょう。 また、体重が増えると足への負担が増えますので、肥満防止のためにもよいでしょう。
そしてなにより、普段から足に負担のかからない靴を履きましょう。
足のサイズには、「長さ・幅・高さ・土踏まずの位置・指の曲がる位置」と5つのポイントがあるにもかかわらず、靴の規格は「長さ」と「足囲」しかありません。「足囲」は指の付け根の周径のことで、「長さ」に応じて平均的な周囲を「E」とし、大きくなるにつれて「EE,EEE,EEEE,F,G」となり、小さくなるにつれて、「D,C,B,A」という表示になります。「周径」が同じセンチでも、それは横に広いのか高さが高いのか人によっても違いますし、メーカーによってもその作り方は異なります。
靴を選ぶときは、いつものサイズだけでなく、それより大きめ・小さめも履いてみてください。また、必ず両足にはき、立って歩いてください。足の左右の大きさが違う方は多いですし、座ったときと立ったときでは体重のかかりかたが違い、足の形が変わります。何度でも履いて歩いてより自分にフィットした靴を探しましょう。
また、紐を結ぶタイプの靴を購入した方は、面倒でも結びっぱなしにせず、朝はきつくして、夕方少し緩めるなど、 履くたびに結びなおして調節しましょう。
経営コンサルタント小林 桂子
[2003年10月31日 掲載]
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