テクノストレス(2)インターネットがやめられない!「テクノ依存症」
現在、コンピュータはもはや生活に欠かすことのできないもの。
あなたは子供の頃からゲームが大好き。
携帯電話でメールもするし、就職してからパソコンも得意で仕事も速い。
そして初ボーナスで自宅にパソコンを購入。ブロードバンド生活が始まった・・・!
ところが・・・、
毎日、帰宅すると食事もろくにとらずに結局朝までインターネット。
明日は早朝会議という日も、楽しくてやめられず、ひどい寝不足で体調も悪い。
遅刻や欠席が続く毎日、でも人間相手に言い訳するのも面倒くさい・・・。
そんな、パソコンにのめり込みすぎて対人関係がうまくいかなくなる「テクノ依存症」になっていませんか?
他の何よりもパソコンが優先で、「人から話し掛けられても反応しない」「最新機器を買い続けたり、電話代などのお金が掛かる」「寝不足で遅刻が多い」などの対人関係や経済的トラブルが起きる症状をいいます。
これもテクノストレスで、コンピュータを操る側が、逆にコンピュータに振り回されてしまう、心の病のひとつです。
インターネットが普及してから、パソコンは単なる情報処理の道具ではなく、人間と気軽にやりとりができるようになりました。ところが、自分の姿を隠してやり取りをすることが可能なので、何でもできるという万能感を味わい、とりこになってしまう事があるのです。
たとえば「テクノ依存症」としては以下のような症状があります。
- パソコンや携帯電話を操作していないと落ち着かない。
- 現実の世界でトラブルがあるとすぐに落ち込んでなかなか立ち直れない。
- 時間の観念がなくなる。
- 人間と面と向かって話をするのは、気を使う必要があるのでおっくうだ。
このような症状があっても、「テクノ依存症」だと自覚していない人が多くいます。
家族や職場などの周りの人間から指摘されても、自分では問題ないと思うようです。しかし、実際にトラブルが起きているようなら、専門医のカウンセリングなどの治療を受ける必要もあるでしょう。
まずは問題が起きていることを自覚することが大事です。
そして、一日に何時間パソコンに向かっているか、その時間数を把握することから始め、徐々にその時間を減らし、その分スポーツをしたり、友達と会ってお喋りをしたりする時間にあてましょう。最終的にプライベートでパソコンを使う時間は1日4時間以内にして、1時間に10分程度の休憩をとるようにしましょう。
これは「テクノ依存症」になっている人だけではなく、これからなるかもしれない人のための「予防」にもつながります。
特に、仕事でパソコンを使用する事が多い人は、「仕事」と「プライベート」とをはっきり区別して使用する事が必要です。
せっかく得意なパソコンも、人間関係を悪化させて仕事がなくなってしまっては本末転倒ですものね。
経営コンサルタント小林 桂子
[2003年4月21日 掲載]
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