テクノストレス(1)パソコンが恐い!「テクノ不安症」
現在、コンピュータはもはや生活に欠かすことのできないもの。
機械の苦手なあなただけど、パソコンくらい「いまだに使えない」なんて思われたらいけない!でも部下に何度も操作を教わるのはみっともないし・・・と、こっそりパソコン教室に通ったはいいけど、それでもさっぱりわからない。何がわからないのかわからないまま、そのうちパソコンを見るだけで動悸や吐き気が・・・!
そんな人はいませんか?
慣れないコンピュータの操作に戸惑い、やがて恐怖心を抱くようになり、ついには精神的に追い詰められてしまう「テクノ不安症」に悩む中高年の人達がいるようです。コンピュータを操る側が、逆にコンピュータに振り回されてしまう、心の病です。
「テクノストレス」のうちのひとつ、「テクノ不安症」に悩まされるのは、完全主義者で頑張り屋の人で、人事異動などで突然パソコンのスキルが必要になった場合に起こりがちです。
技術を習得しようと、自分の能力以上の努力してしまい、悪戦苦闘している間にも仕事は溜まるし、部下や上司の目も気になるし・・・と、精神的に追い詰められてしまいます。
目の疲れや肩こりといった症状だけでなく、パソコンを見るだけでひどく落ち込んだりして、「うつ病」と同じような症状が現われる人はもう「テクノ不安症」です。たとえば、
- パソコンや携帯電話を操作していないと落ち着かない。
- 現実の世界でトラブルがあるとすぐに落ち込んでなかなか立ち直れない。
- 時間の観念がなくなる。
- 人間と面と向かって話をするのは、気を使う必要があるのでおっくうだ。
そういった自覚症状があるならば、精神科や神経科などの専門医の治療を受ける必要があります。
専門医ではカウンセリングと薬物療法を併用するのが一般的で、不安や悩みの原因を明らかにして、そのストレスを解消するにはどうしたらよいのか具体的な対策をたててくれます。
うつ病とまではいかなくとも、少しあてはまるかな・・・という人は、早いうちに気持ちの切替をはかりましょう。
完璧を目指して努力しすぎることに問題があります。
「初心者なんだからできなくて当り前」「少しずつだけど上達している」と、焦らずじっくり取り組みましょう。
また、「テクノストレス」の原因のパソコンを使用しない部署への異動を希望してもいいかもしれません。叶わなくても、そういった気持ちを周囲に聞いてもらうだけでも気分は違ってきます。
時代は急激に進んでいるようですが、必要なのは自分のペースで進んでいくことです。
技術の進歩と無理せずうまく付き合っていきましょう。
経営コンサルタント小林 桂子
[2003年4月7日 掲載]
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