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たかが不整脈、されど不整脈

激しい運動をしたわけでもないのに、突然心臓が「ドキッ!」と激しく打つと、「これって不整脈?何か良くない病気かしら・・・」と不安になった経験がある人も多いでしょう。
実は「不整脈」自体は、たいていの人にあるものなのです。多くの場合は問題がない不整脈ですが、なかには命取りになる怖い不整脈もあるのです。

不整脈の種類は大きく分けると、リズムが不規則になる「期外収縮」、著しく脈が速くなる「頻脈」、遅くなる「徐脈」の3種類あります。

「期外収縮」は、心臓が1、2回ドキンとするなど、脈がとんだような打ち方をするもので、健康な人でも5~6割はおこります。心臓に病気がない人ならほとんど心配はいらないでしょう。

著しく脈が速くなる「頻脈」、遅くなる「徐脈」は問題です。
特に1分間に150回以上もあるような「頻脈」(普通、安静時は60~80回)は突然死に繋がる恐れがあります。そのような症状がある人は当然、治療が必要です。
また、不整脈と同時に「意識が遠くなる」「めまいがする」などの症状がある場合も要注意です。脳に血液がいかなくなり、数秒なら回復しますがそれ以上続くと致命的です。
また、危険な不整脈ではないけれど、動悸・息切れなどの症状が激しく、日常生活に影響を及ぼすような人も治療が必要でしょう。

いずれにせよ、危険な不整脈かどうかは自分で勝手に判断せずに、早めに病院で正確な検査をうけましょう。

治療には薬物治療と非薬物治療があり、薬物には「抗不整脈薬」「抗不安薬」、非薬物治療には、「心臓ペースメーカー」、「カテーテル・アブレーション」などがあります。
それらの治療法は、不整脈発作の予防的な意味をもっていますが、それに対し「電気的除細動器」という、実際に発作などが起きたときに緊急処置として行われる治療もあります。最近では、体内に植込む超小型のものまで開発されています。
医療技術や医療機器はかなり進歩しているのです。

また、心臓に不整脈の原因となるような病気がない場合でも、不整脈を誘発するものがあります。
過度のストレス・睡眠不足・抗ヒスタミン薬、感冒薬の服用・コーヒー、タバコ、アルコールのとりすぎ・・・。治療の必要はありませんが、生活習慣を改善するよう心がけましょう。

経営コンサルタント小林 桂子
[2003年3月5日 掲載]

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