意外?!男性の更年期障害
女性は年齢を重ねるとともにホルモンのバランスがくずれ、更年期障害と言われる症状がみられることはご存知だと思いますが、男性もホルモンの低下によっていろいろな症状がでることを知っていましたか?
50歳前後の方で、イライラしやすかったり倦怠感があったり、手足がしびれたり動悸が激しい…。何かおかしいと思って病院をたずねても「過労」の一言ですまされていたりして。原因がわからないと余計に不安になり、悪循環に陥りがちです。
男性にも更年期障害はあるのです。
日本人男性の三大更年期症状は
- 不安・不眠・イライラ・焦燥感などの精神症状
- ED、全身倦怠感
- 頻尿、残尿感
だそうです。他にも、肩こり・めまい・ほてり・冷え・食欲不振など、症状はさまざまです。
そういった原因は「ホルモン低下」だけではありません。
リストラへの不安、急速に進むIT、そして家庭での父親の権威の低下。そういった孤独感や疎外感などもプラスされ、障害をひきおこすようです。
しかし、それでも障害が出やすい人と出にくい人がいます。
気をつけた方がよいのは、
- 責任感が強い
- 几帳面
- 競争心が強い
というタイプの方。
社会的な評価は高いのですが、心身ともに疲れが出てきた50代前後なら、そういった精神が大きなストレスとなり、よりいっそう心身を痛めつけやすいのです。
その他に、
ストレスに弱い- 自律神経が不安定
- 管理職、細かい事務職
- 銀行員、税理士などの職業
- 趣味が少ない
- 人間関係が苦手
- 頭だけ働かせて体を動かさない
という人。また、以前に激しいスポーツをしていたのに急にやめてしまった人も症状がでやすいようです。
医師の診断を受けて治療をするのが一番ですが、自分でできることもあります。
例えば、ネバネバした食品(納豆・オクラ・ヤマイモ・なめこ)などにはホルモンを活性化させる成分が含まれているので効果があります。
一方、アルコールは男性ホルモンの低下を促進してしまいますので控えめに。
そして、一日一万歩を目標に歩いたり、水泳したり、などの運動を定期的に行い、その適度に疲れた体を、夜ぐっすり睡眠をとることによって回復させましょう。
そういった「食事・運動・睡眠」が大きなポイントとなります。
それらを心がけても気になる方は、ガマンしないで医師の診察を受けてください。昔は「過労」ですまされたことも、最近は男性の更年期障害についての理解が進み、適切な検査をしてくれます。
更年期障害ならいずれ症状もなくなります。そう診断されれば少し気が楽ではありませんか。
経営コンサルタント小林 桂子
[2003年1月31日 掲載]
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