世界最先端のIT国家を実現~平成15年度IT政策大綱~
「世界最先端のIT国家を実現するため、施策を体系立て、戦略的褐重点的に推進」を図るため平成15年度のIT戦略大綱が総務省より発表されています。
世界最先端のIT国家を
- すべての国民がITの恩恵を享受できる社会
- 経済構造改革の推進と国際競争力の強化が実現された社会
- ゆとりと豊かさを実感できる国民生活と、個性豊かで活力に満ちた地域社会が実現された社会
- 地球規模での高度情報通信ネットワーク社会の実現に向けた国際貢献が行われる社会
と位置付け、
- 世界最高水準のネットワークインフラの整備
- ネットワークの利用促進
- 各分野に跨る横断的な課題
- ネットワーク社会の枠組み検討
- セキュリティ・プライバシー保護対策の推進
- 戦略的研究開発の推進
- 国際戦略の推進
- デジタル・デバイドの克服
- 消費者支援の推進
を掲げています。
重点施策として18の項目が掲げられていますが、「電子商取引の推進」「地域経済活性化・ベンチャー支援」「戦略的研究開発の推進」の3つの具体的な施策を記したいと思います。
「電子商取引の推進」の主な具体的施策
(1)企業のIT投資を促進するための税制を創設する。
(2)インターネット関連サービスに関する国民の情報収集力を高めることにより、適切な選択を行い得る環境整備や、トラブルに巻き込まれた場合の迅速な救済体制の整備を図る。
(3)高度なネットワークを有効に活用する視点から、企業のIT化の促進に資する、ASPの活用、業務の標準化、人材育成などの方策について検討を進める
「地域経済活性化・ベンチャー支援」の主な具体的施策
(1)ITビジネスモデル地区構想の推進
(2)ITベンチャー支援の充実
- 資金調達・確保等を容易にするための税制優遇措置の拡充等
- ITベンチャー相互やITベンチャーの支援者等の交流を促進する
「戦略的研究開発の推進」の主な具体的施策
(1)ユビキタスネットワーク技術の研究開発
ネットワークが隅々まで行き渡った社会を目指し、全ての機器が端末化する偏在的なネットワークを構築する技術の総合的な研究開発等を行う。
(2)第4世代移動通信システム実現のための研究開発
第4世代移動通信システム実現のために必要な要素技術を確立するための研究開発を行う。
(3)ネットワーク・ヒューマン・インターフェースの総合的な研究開発
複雑な操作やストレスなしに、誰もが安心して安全に情報通信社会の恩恵を受けることができるようにするための音声認識技術、映像が生体に与える悪影響を防止する技術等のネットワーク・ヒューマン・インターフェース技術の研究開発を行う。
(4)IT研究開発促進のための競争的資金
新規性・独創性に富む研究開発、国際標準化に貢献する研究開発を推進する提案公募型の競争的資金の充実を図る。
この他にも、電子政府等の推進、人材育成、国際戦略の推進などが掲げられています。最先端IT社会は、もうそこまで来ているのかもしれません。しかし、個々人のプライバシーをどう保護していくのかを念頭にIT社会の実現を目指して欲しいと思います。
経営コンサルタント井畑 功
[2002年12月6日 掲載]
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