ただしく飲もう「胃グスリ」
食べ過ぎ、飲みすぎ、そしてストレスによる胃痛・・・。
少し胃が痛いな?と感じたとき、医師にみてもらうよりも、胃薬がズラっと並んだ薬局に向かう人が多いでしょう。
でも、新商品も多く出回り、どれを選んでよいのか迷ってしまいますよね。
現在、市販されている胃腸薬は主に下記のようなものです。
制酸薬
制酸剤や粘膜保護剤が含まれている薬です。制酸剤は、過剰な胃酸を中和して胃の中のpHを高めて、胃酸が胃壁を荒らすのを抑える成分です。
粘膜保護剤は、胃粘膜を保護して荒れた胃壁を修復改善する作用がある成分です。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍が心配な人に適しています。
健胃消化薬
健胃剤や消化剤が含まれている薬です。
健胃剤は、胃の消化運動を活発にする作用がある成分ですから、食欲不振の人に効果があります。
消化剤は、消化酵素などの消化を助ける成分が含まれていますから、胃がもたれたり食べ過ぎたときなどに効果があります。
総合胃腸薬
いろいろな胃腸の症状が複合的に現われたときに効果があります。
上に挙げたような、制酸剤・健胃剤・消化剤・鎮痙鎮痛剤・粘膜保護剤などが配合されています。ただ、製品によって主成分が多少違いますので、薬剤師さんに相談した方がいいでしょう。
H2ブロッカー
上記の3つが今まで主流だった胃腸薬ですが、最近この薬が市販薬として販売されるようになりました。
H2ブロッカーを用いた胃腸薬は他の胃腸薬に比べ、平均pHが上昇し、胃酸分泌抑制効果も上昇することがわかっています。
胃痛・胸やけ・もたれ・むかつきなど、胃酸の分泌が多い症状の人に効果があります。
ただし、血液障害がある人、肝臓や腎臓に持病がある人、15歳未満・80歳以上の人、妊娠中や授乳中の人は買うことができません。また、薬アレルギーのある人、65歳以上の人、感染症にかかっている人も、使えない場合がありますので、必ず薬剤師に相談してください。
服薬中は、アルコールやカフェイン、たばこを控えたほうがいいでしょう。
症状が治まったら服用をやめ、2週間以上使用しないようにします。もし、服用してから3日たっても症状が変わらないようでしたら、医師に診てもらってください。
手軽に買える胃薬ですが、いつでもどれでも手軽に飲めばいいというものではありません。薬剤師に相談して自分の症状に合ったものを選び、1日でも早く症状を抑えましょう。
経営コンサルタント小林 桂子
[2002年12月2日 掲載]
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