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昆布をたくさん「食べよう」

「コンブは身体にいい」「コンブは毛髪にいい」等と言われ、昔から特にアジアの人にとってコンブは馴染みのある食材の1つでした。
中国の薬膳の解説書には「免疫系に作用して抵抗力を高める」「内分泌系や消火器系、甲状腺や前立腺のがんにいい」「白血病にいい」といった記述が見られます。何故、コンブが身体にいいのか、コンブの表面にある「ヌルヌルの成分」が非常に優れものであることが解明されています。
この成分は「フコイダン」と呼ばれ約100年前に発見されました。1950年代にはその分子構造が解明され始め、1980年代には大学や企業の研究者に研究ブームが起きました。「ガンを発症した動物にフコイダンを投与したら症状が緩和した、延命率も上がった」などの報告がなされ、現在ではフコイダンが製品化されています。
ある実験によりますと、フコイダンは不必要になった細胞が自発的に死んでいくと言う「アポトーシス現象」を誘発させることが判明しています。

ヒト前骨髄性白血病細胞、
ヒト急性リンパ芽球性白血病細胞、
ヒト胃がん細胞、
結腸ガン細胞、
結腸腺ガン細胞

など消火器系のガンに有効であると推測されています。
また、フコイダンは肝細胞増殖や修復に関与するHGF(肝細胞増殖因子)の産生を増強して、肝機能を改善させる作用も確認できています。更に、HGFは肝細胞だけではなく全身の細胞の治癒促進効果もあると言われており、HGFを増強させるフコダインは、髪の毛は勿論、傷跡なども修復する作用があるのではと見られています。
マウスを使った実験では、

「シワ形成抑制」
「シワ改善」
「皮膚弾力性低下抑制」
「皮膚肥厚抑制」
「皮膚コラーゲン量低下抑制」

働きがあったことが確認されています。
フコイダンにはガン細胞の撲滅、肝機能改善、美容とさまざまな「力」を備えているようです。
フコイダンが含まれている海藻は、褐藻類と呼ばれるもので、コンブ、ワカメ、モズク、ヒジキが該当します。日常我々が食材としているものです。これからも積極的にコンブを摂取していくことがいいようです。
ちなみに、フコイダンが多く含んでいるコンブは北海道函館周辺で獲れる「ガゴメコンブ」ということです。

経営コンサルタント 井畑 功
[2002年6月7日 掲載]

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