製品の環境負荷を「見える化」するLCA(Life Cycle Assessment)
本年4月から地球温暖化対策推進法の改正や省エネ法の改正が施行されて、各企業はCO2削減活動を益々強めてくることが予想されます。ここでは、製品とCO2削減の観点からライフサイクルアセスメント(以降、LCA)について紹介します。
「環境に配慮した製品開発」「環境に優しい製品造り」という言葉がよく使われています。この製品製造段階からお客様での使用段階、使用済み製品となって廃棄・リサイクル段階に至るまで文字通りに製品ライフサイクルを通しての環境負荷(CO2など)を定量的に把握するのがLCAです。
このLCA情報を活用するシーンとしては次のようなものが想定されます。社内的には、自社製品を改善することに役立てられます(旧製品との比較改善、改善すべき工程の把握)。社外的には、情報公開して自社製品を訴求することに活用されます。後者については、自社独自の方法で算出して公開するほか、第三者機関が審査して環境ラベルを取得して公開する方法があります。日本では、エコリーフと呼ばれる制度が2002年から運用されています。
富士通では、パソコンについて業界で初めてエコリーフを取得しました。ホームページを通じて、お客様に対してパソコンなどのLCA実施結果である製品環境情報を公開しております。
環境に配慮した製品開発に取り組まれるお客様では、今後、LCAが重要なテーマとなってきます。コンサルティング事業本部では、LCA業務を分析してLCA実施ガイドラインを策定するなど、LCA導入を検討されるお客様を支援しています。さらに富士通では、LCAパッケージとしてLCASLIM及びVPS/Eco Designを提供し、パッケージ適用によるシステム構築もご支援しております。
VPS: Virtual Product Simulator
2006年6月 公開
〔富士通株式会社 コンサルティング事業本部 シニアマネージングコンサルタント 住谷壽美〕
この記事は、お客様の変革と成長の実現をご支援する 株式会社 富士通総研が提供しています。
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