フィールドワークへの期待
皆さんは、『フィールドワーク』という言葉を耳にした事があるでしょうか。
フィールドワークとは、学術研究の領域に於いて、実際にその場所を訪れ、アンケートやヒアリングを行う事により、学術書や文献からでは認識し得ない情報を収集し、成果を挙げる活動自体を指します。社会学や文化人類学、更に近年では経済学においても重視されている活動であり、フィールドスタディーと呼ばれる事もあります。
フィールドワークは、イギリスの社会人類学者であるマリノフスキーが研究した手法として有名です。彼の主著に『西太平洋の遠洋航海者』があります。同書には、彼がトロブリアント諸島の言語習得や現地社会の一員として認知される為に長期滞在した事が有用であったと記載されていて、これがフィールドワーク誕生の起源と言われています。つまり、現場を大切にし視察する事で文献等では理解し難い『暗黙知』を『形式知』にする事がその目的であり、これが日本語で『現地調査』と訳されている所以でもあります。
このような『徹底した現場主義』を推奨するフィールドワークは、IEやシャドウ分析に代表される現場解析手法、更には富士通のフィールド・イノベーションにも相通ずるものがあります。
IE: Industrial Engineering
2006年7月 公開
〔富士通株式会社 コンサルティング事業本部 マネージングコンサルタント 沖原由幸〕
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