Fujitsu The Possibilities are Infinite

 

  1. ホーム >
  2. 富士通ジャーナル >
  3. トレンドキーワード >
  4. BI(ビジネス・インテリジェンス)

BI(ビジネス・インテリジェンス)

「金鉱脈探し」から「業務スピードの向上」へ

BI(Business Intelligence)とは、情報を統合・蓄積し、その情報を分析・共有することでビジネスの意思決定に役立てる考え方です。近年のITの発展によって膨大なデータを運用することが可能になったことが、BIが注目される理由であり、BIと言うと、DWH注1やOLAP注2といった構成要素や、多次元データベースやXML注3型データベースなどのテクノロジー面が語られることが多いのですが、ここでは業務への適用領域の変化を解説したいと思います。

BIという概念が最初に普及したのは、CRM注4におけるデータマイニングではないでしょうか。データマイニングは大量のデータから統計分析などを通じて知識を取り出す技術で、スーパーの販売データを分析することにより、「紙おむつを買う客はビールを一緒に買うことが多い」という事例をお聞きになったことがあると思います(実践した企業があるかどうかには諸説あるようです)。

その後、この種のデータマイニングは一旦下火になりましたが、その理由としては、利用者が高度な分析を使いこなせないこと、ビジネススピードが向上して、結果分析の意味合いが薄れてきたことなどが挙げられます。

では、BIそのものが廃れたのかというと、そうではなく、高度な分析ではなく集約処理の進化系として多くの企業で当たり前のように採用されています。それは予算管理や実績管理の領域で、BI導入以前は手作業を介在しながら実施していたものです。

この領域への導入理由には、以下の3点が挙げられます。

  1. 手作業の排除による業務効率化
  2. スピード向上
  3. 現場への情報提供と現場での分析の実現

なかでも最も大きな理由として、2. のスピード向上を挙げる企業が多く、たとえば、手作業で何日もかけていた月次実績を締めと同時に、あるいは受注や在庫情報をグローバルに日次などリアルタイムに近いスピードで共有することができます。業務改革・システム企画の際に「経営情報のリアルタイム化」を目的に挙げる企業が多いですが、BIはERP注5とともに、その実現手段として位置づけを確立してきたと言えます。

ただBIを導入すれば即スピード化が実現するわけではありません。何を共有するべきか、配賦などの手作業をどうするべきか、どこから導入するべきかなど、企画や業務改革の実施が成功のポイントとなります。BIを適用した経営情報の「見える化」の事例については、文末の関連情報をご参照ください。

現在のビジネス状況を共有しアクションをとるためにBIを導入する企業が多くなっています。富士通総研でも経営の「見える化」やKPI注6マネジメントなどのサービスメニューを用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

DWHとは : Data WareHouseの略。

OLAPとは : Online Analytical Processingの略。

XMLとは : Extensible Markup Languageの略。

CRMとは : Customer Relationship Managementの略。

ERPとは : Enterprise Resource Planningの略。

KPIとは : Key Performance Indicatorの略。

【関連情報】

[2009年8月24日 公開]
〔株式会社富士通総研 シニアコンサルタント 亀岡 朋徳〕

この記事は、お客様の変革と成長の実現をご支援する 株式会社 富士通総研が提供しています。

ジャーナル最新のテーマ

今月のテーマ:新世代ERP 迅速な経営判断と戦略展開を支援します 続きを読む


今月のアンケート 最終集計結果公開中 目的に応じて分析・活用できるシステム環境が望まれる 2009年11月24日集計 気になる結果は?


お客様の声をお聞かせください

富士通ジャーナルに掲載している記事やコンテンツについてのご意見・ご感想を、ぜひお寄せください。

ご意見・ご感想フォーム いただいた、お客様の声


お寄せいただいたご意見・ご感想については、富士通からの回答をお約束するものではありません。ご了承ください。
なお、富士通からのご回答を必要とするお問い合わせについては、
富士通ジャーナルに関するお問い合わせをご利用ください。