第1回 BCPコンサルティング
富士通ではお客様の経営課題を見いだし、ビジネスを成功へみちびく戦略立案のご支援をおこなっています。事業継続についての手法やノウハウについて、富士通グループのコンサルタントがご紹介いたします。
BCPコンサルティングとは
情報システムをはじめとする業務継続のために必要なリソースはさまざまなリスクにさらされており、万一、これらのリスクが顕在化した場合、企業や自治体の業務に与える影響は甚大です。
当社では、これらリスクが顕在化した場合も、業務継続性を確保(BCP)できるように、そのためのサービスを提供いたします。当社のBCPコンサルティングは、以下のメニューから構成されています。
- DR(ディザスタリカバリー)コンサルティング ・・・ 災害・テロへの対策
- セキュリティコンサルティング
- 個人情報保護法対応コンサルティング
今回はこのなかからDR(ディザスタリカバリー)コンサルティングについてご説明いたします。
DR(ディザスタリカバリー)コンサルティングのサービス概要
組織が災害対策に取り組む際、まず最初にクリアすべき点として、以下のような課題があります。
- 万一被災した場合、ビジネスへの影響範囲・影響度合がどの程度か、わからない
- 被災の影響程度がわからないので、災害対策をどの範囲で、どの程度おこなえばよいか、わからない
- 災害対策の投資効果がわからない
DRコンサルティングとは、上記課題をクリアにしながら、投資効果の明確なBCPを策定することであり、災害対策全体における企画フェーズの位置づけです。
このコンサルティングで実施する内容は、以下の通りです。
- (1) 適用範囲の定義
- 組織では、さまざまな業務が日々おこなわれていますが、そのなかで、被災時も継続すべき重要業務を明確化します。またあわせて、想定される災害の定義をおこないます。
- (2) ビジネス影響度分析
- 被災時も継続すべき重要業務それぞれについて、被災時に該当業務が停止した場合のビジネスへの影響度を分析し、各業務の復旧優先度の設定および、復旧要件の明確化をおこないます。これにより、より優先度の高い業務に復旧リソースを集中させ、投資効果の高いビジネス継続プランを作成することが可能になります。
- (3) 復旧リソース分析
- 被災時に重要業務を復旧させるためには、まずハードウェア/ネットワーク、次に業務システム、最後に業務の順で復旧する必要があり、このために必要なリソースの分析をおこないます。またあわせて、必要リソースが確保できなかった場合の業務への制限事項を検討します。
- (4) リソース確保方式の検討
- (3)で洗い出した復旧リソースそれぞれについて、その確保方式の検討をおこない、システム復旧方式を作成します。
- (5) ビジネス継続プランの作成
- システム復旧方式にもとづいたビジネス継続プランを作成します。さらに、費用対効果を勘案したうえで、最適プランの提示をおこないます。
次回以降は、具体的な事例を通して、このコンサルティングの効果についてご説明します。
BCP:Business Continuity Planning(ビジネス コンティニュー プランニングの略。業務継続性計画のこと)
2004年11月 公開
〔富士通株式会社 コンサルティング事業本部 シニアコンサルタント 矢ノ根俊之〕
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