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いつでもどこでも映画が楽しめる「松竹ONLINE」
「FENICS IPビデオ配信サービス」が支える
株式会社衛星劇場 (松竹グループ)様 導入事例


デジタル化時代に入り、コンテンツの活用がビジネスチャンスをひろげています。2008年5月、松竹グループの株式会社衛星劇場(以下、衛星劇場)様はインターネットで映画を配信する「松竹ONLINE」を開始。
同社は初期投資を極力おさえつつ、魅力的なサービスをセキュアに実現するべく映像配信プラットフォームに富士通の「FENICS IPビデオ配信サービス」を導入。
将来への配信キャパシティの確保、ネットTV配信への対応、従量料金制も採用のポイントになりました。


導入事例概要
業種: CS放送業
ソリューション: コンテンツ配信
製品: FENICS IPビデオ配信サービス

お客様の声

「まず信頼感があげられます。セキュアな環境で安定したシステムのもと、ユーザーに安心してサービスを提供できることが第一です。また会員数の増加や、高画質化などによる回線の負荷を考えると、ゆとりをもった回線帯域が確保されている点も評価しました。将来のテレビ向けへの配信の観点からDRM(ライセンス管理)にいち早く取り組んでいるといった発展性も魅力でした」

課題と効果
1 ゼロからのスタートなので初期投資を極力おさえたい 高画質・大規模配信に対応した映像配信プラットフォームをオンデマンドでリーズナブルに活用し、初期投資を大幅に抑制。また従量料金制により配信コストの適正化も実現。
2 映画コンテンツの効率的な運用をセキュアに実現したい 暗号化、不正コピーを防止するWindows Media DRMなどセキュアな環境のもと、配信スケジュール管理機能などにより運用管理も容易に
3 回線帯域の確保やテレビ向け配信など発展性も考慮したい FENICSの大容量バックボーンにより、将来にわたり会員規模の拡大やコンテンツの大容量化へ対応できる回線帯域を確保。また、配信映像のハイビジョン化やネットTVへの対応など、富士通の先進技術の活用により事業の可能性も拡大。

導入の背景

インターネットで本格的に映画を配信

どこかなつかしく、それでいて新しい。日本映画界の至宝、松竹映画の名作を、いつでもどこでもインターネットで気軽に、かつ高画質で楽しめる、「松竹ONLINE」が2008年5月21日からサービスを開始しました。運営はCS放送業務を主体とする松竹グループの衛星劇場様。「松竹ONLINE」の特長は、2,000本以上の松竹映画コンテンツそのものにあります。名作から時代劇、アクション、人気シリーズまでバラエティ豊かです。

まだ発展途上にあるVOD(Video On Demand)市場に本格的に参入する意義についてのVOD事業部の船藤了氏は「「松竹ONLINE」ではユーザーの集客から自社サイトでのコンテンツの販売・課金までをおこないます。新しい事業として収益の拡大を目指すことはもとより、デジタル化時代の映画コンテンツのマーケティング・ノウハウの蓄積も重要な目的です」と、語られます。

「松竹ONLINE」のサービスは、バラエティ豊かなラインナップ(シネリエ)のなかから見たい映画を単品ごとに購入するスタンダード会員と、さらに月額料金を支払うことで毎月12本以上の厳選されたおすすめ映画を無料で視聴できるプレミアム会員の2つのタイプが用意されています。VOD市場における同社の戦略は映画会社らしさの追及です。

「映画への愛情を共有できる場でありたい。たとえば評論家だけにかたよらず芸能人や文化人のその作品への思いや見方など、映画の楽しみがひろがるように紹介の方法も工夫しています。会員は自由にコメントを書きこめるなど映画コミュニティーの機能もあります」(船藤氏)。

導入のポイント

初期投資の抑制と信頼感が採用のポイント

新作中心のレンタルショップでのビジネスとは異なり、旧作やDVD化されていない作品もラインナップできるインターネットを使ったVODサービスは、映画会社にとって大きなビジネスチャンスを秘めています。しかし、ゼロからスタートする衛星劇場様ではリスクを極力おさえる必要がありました。
「初期投資の抑制、運用の効率化、高画質化を見据えた回線の確保などを考慮しSaaSの活用を基本としました」と、VOD事業部の稲垣竜一郎氏は背景を説明されます。

SaaSサービスの選定では「安定性、信頼性、短期間構築への対応、他社開発となるアプリケーションとの連携、コストなどトータルな観点」(船藤氏)で検討が進められました。

こうした要件にかなっていたのがFENICSの大容量バックボーンとデータセンター技術を融合した「FENICS IPビデオ配信サービス」でした。採用の理由について稲垣氏は「まず信頼感があげられます。セキュアな環境で安定したシステムのもと、ユーザーに安心してサービスを提供できることが第一です。
また、会員数の増加や、高画質化などによる回線の負荷を考えると、ゆとりをもった回線帯域が確保されている点も評価しました。将来のネットTV向けへの配信の観点からデジタル家電向けのDRM(ライセンス管理)にいち早く取り組んでいるといった発展性も魅力でした」と、明かされます。

コスト面でのメリットも船藤氏は言及されます。「従量料金制のオンデマンドサービスなので配信コストの適正化も実現できます。将来の計画を立てる際の目処も立てやすいです。」
開発の実質的スタートは2008年2月。「3ヵ月という短期間できっちりと対応していただき、感謝しています。現在も安定稼働しており、全く問題はありません」(船藤氏)。

概要と今後の展開

モバイル対応や高画質化対応がユーザー開拓の鍵に

「松竹ONLINE」において「FENICS IPビデオ配信サービス」は、コンテンツ登録、暗号化、不正コピーを防止するWindows Media DRM、配信スケジュール管理、課金情報管理、配信状況管理、ポータルサイトとの連携など映像配信プラットフォームをご提供しています。「松竹ONLINE」のユーザー様は作品を選んでIDとパスワードを入力、お好みのビットレート(1Mbpsと3Mbps)を選択し、視聴ボタンをクリックするだけで上映が開始されます。

「松竹ONLINE」の目標会員数は5年間で10万人。目標達成のためには顧客満足度をいかに向上させていくかが大切です。「ユーザー様からのお問い合わせに対して解決策をご提案いただくなどサポート面でも助かっています。また迅速な対策を可能にするため、リアルタイムに視聴状況を確認できる、視聴管理画面の対応も富士通にお願いしています」(稲垣氏)。

今後の展開ではモバイルもキーワードの一つとなります。「ワンソースをPCだけでなく他のデバイスでどう対応させていくかは、今後の重要な戦略の一つです。特に携帯端末での映画の視聴は、ユーザー開拓の鍵になると考えています」(船藤氏)。

もう一つ、高画質化も欠かせない要素です。
「FENICS IPビデオ配信サービスはH.246(注1)やネットTV(注2)など最新の高画質化フォーマットに対応していますが、現在、「松竹ONLINE」は普及の進んでいるWindows Mediaでのコンテンツ配信のみです。高画質化は時代の流れであり、6MbpsやネットTV向けの高画質技術についても富士通から提案いただくことになっています」(稲垣氏)。

登録会員の傾向に応じた戦略の強化も今後は重要です。
「現在の会員の中心層である、40代から60代の男性にフォーカスした企画の強化も検討中です。また来年5月までに200作品を目標としラインナップをどんどん増やしています。「松竹ONLINE」はこれから成長していく事業です。今後も富士通のサポートや提案に期待しています」と、船藤氏の視線は未来に向けられています。

【株式会社衛星劇場様 会社概要】

所在地 〒104-0045 東京都中央区築地4丁目1番1号 東劇ビル 5階
設立 1992年4月23日
資本金 25億円
事業内容 日本の映画・ドラマ・時代劇を中心に、韓国や台湾などアジアの映画やドラマなどで編成された「衛星劇場」および「ホームドラマチャンネル」を、委託放送事業者として通信衛星からCATV局および、スカイパーフェクTV!を通じて全国に配信をおこなう。
株式会社衛星劇場
ホームページ 松竹ONLINE ホームページ

用語解説

(注1)H.246とは :
映像圧縮方式の一つで、MPEG-2などの従来方式に比べ圧縮率の高さが特長。
(注2)ネットTVとは :
インターネットに接続された対応テレビに映像コンテンツ配信をおこなう仕組み。

[2008年9月1日 公開]

NGN時代に向けた「映像ソリューション」

この記事でご紹介した、「FENICS IPビデオ配信サービス」を始めとした、富士通の最新映像ソリューションについてご紹介しています。


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