東京大学との共同研究として「ほうれん草の農場と食卓を繋ぐ情報通信技術と環境情報の可視化に関する実験」を実施
当社は東京大学大学院情報学環/大学院農学生命科学研究科における、「食品トレーサビリティ」システムに関する研究の一環として、2008年12月1日から2009年3月19日まで「ほうれん草の農場と食卓を繋ぐ情報通信技術実験」に参加致します。
今回は、富士通フォーラム2007及びCEATEC2007へ参考出展致しました、ユニバーサルインターフェース「MEDIATOP」を東京大学農学部食堂内へ設置、栽培現場の情報を準リアルタイムに伝える「農地情報モニタリングシステム」を利用した消費者への情報提供の環境を構築します。食の原点を見つめ、また消費の終点において食育とエクスペリエンスの観点から、栽培現場の情報やそれを可視化するITツール、そしてその設置環境を総合した「環境情報」として消費者にとっての価値を、本実験によって評価するものです。
実験趣旨
食に関する問題・事件が続発する中、輸入食品の安全性や食品表示に対する関心が高まってきています。私たちが口にする食べ物は、農場で生産されて、運ばれて、加工されて、調理されて・・・そして食卓に届けられます。でも、その食べ物がどこでどのように扱われているのか一般消費者にはわかりません。この不透明感が、食の安心を揺るがす原因になっていると考えられます。
こうした中、ITを利用した、生産、加工および流通の段階を通じて食品の移動を把握するための「食品トレーサビリティ」システムに関する研究が始まっています。しかし、その全ての段階をトレースするのはまだまだ難しい状況です。そこで、まず食の起点と終点だけでも結びつけようと考えて、東京大学大学院情報学環溝口研究室では「農地情報モニタリングシステム」を構築しています。
また、富士通デザイン株式会社では、「食と農のデザイン」をテーマに、誰でもが使いやすく、わかりやすいデザインソリューションの調査研究を行なっております。
今回の実験は、東京大学大学院情報学環学環溝口研究室のモニタリングシステムと富士通デザイン株式会社のデザインテクノロジーを組み合わせた新しいICTエクスペリエンスデザインソリューションを提供して、東京大学生協の食堂で口にしているほうれん草の栽培現場の情報を準リアルタイムに伝えること、また、その情報の見せ方やICTの使い方によって、消費者として食に対する意識がどのように変化するかを追跡調査したいと考えています。


| 実験期間: | 2008年12月1日(月曜日)~2009年3月19日(木曜日) |
| 実験場所: | 東京大学農学部食堂 |
| 設置機材: | MEDIATOP (PC・モニター・メディアキューブ)・フィールドサーバ |
| 研究体制: | 東京大学大学院情報学環/大学院農学生命科学研究科 東大生協・大学生協東京事業連合・富士通デザイン株式会社 株式会社GKテック・株式会社イーラボエクスペリエンス アジア工科大学院・SWIFT社 |
ユニバーサルインターフェース「MEDIATOP」
マウス、キーボード、タッチパネル操作といったコンピュータへのアクションは、いずれも物理的に実体のないもの(画面上のメニュー)に対するインターフェースであるのに対して、メニューを手にして実感を伴ないながら、直感的に誰でも分かりやすく扱えるコンピュータインターフェースとして実験的に開発したものです。操作は、見たいコンテンツメニューを上に向け、「置く」「まわす」「止める」といった3つのアクションのみ。
ワイヤレス通信モジュール(Bluetooth)を使用、手元にキューブ型操作デバイスさえあれば遠隔から操作ができ、距離や身体の姿勢の面で自由度が向上します。

問い合わせ先
富士通デザイン株式会社 第1デザイン事業部デザイン企画開発部 森岡、平野、田中
関連リンク
東京大学 http://www.u-tokyo.ac.jp/
GK TECH http://www.gk-design.co.jp/tech/
MEDIATOP http://www.81tech.tv/product/92
イーラボエクスペリエンス http://www.elab-experience.com/
