第2章 「データベース」
世界は今、どうなっているか?
人類誕生以来の十数万年間、2~3億人にとどまっていた世界人口は18世紀の産業革命以降急増して10億人を突破するや、たった250年余りで6倍以上に激増。2050年までには90億人を超えるまで増えると予測。
いわゆる20世紀の先進工業国の多くではすでに人口の伸びは止まっており、人口減少に転じている国も多い。現在進行中の爆発的な人口増加は、中国、インドなど急速な経済成長を遂げつつある国々と、それ以外の多くの開発途上国において起きている。
それらの国や地域では、すでに水、食糧、資源、土地などが不足してきており、その深刻な影響は今後世界中の国々に及ぶことが懸念される。

図1:人類誕生以来の人口増加の推移・急増する人口
出典:United Nations(国際連合)より
参考文献:『AN INCONVENIENT TRUTH (不都合な真実)』(216-217)
2.地球温暖化の危機
世界の平均気温は19世紀後半の平均気温と比較して、すでに1℃以上高くなっている。大規模気候変動の臨界点といわれる+2℃突破は20年後との予測も。
気温上昇がこのまま進むと、2050年頃には+3℃を超え、熱帯雨林のサバンナ化や海洋や土壌中からのメタンガス放出などにより温暖化が加速され、大西洋海流の減速あるいは停止を含む全地球規模での気象崩壊を招く恐れがある。
この過程で、南極氷床の溶解による海面水位の上昇のほか、局地的な極寒と猛暑がまだらになって起き、干ばつと洪水、水不足と食糧不足、マラリアやデング熱などの全世界的蔓延、その他想像を超えた災禍が懸念される。
世界最速の地球シミュレーターによる予測によるとこのままでは21世紀末までに+5℃に近づくという。
2005 年
世界は一番暑かった。

図02:地球の平均気温の変化
出典:IPCC(気候変動に関する政府間パネル) 第三次評価報告書第一作成部会より
参考文献:『AN INCONVENIENT TRUTH (不都合な真実)』(P72-73)
CO2をはじめとする温室効果ガスは、その排出から気温上昇までに約10年間の時間差があることから、今、直ちに抜本的な対策を打ったとしても10年後までは、このまま温暖化が進行する。

図3:世界の二酸化炭素濃度と平均気温の経年変化相関図
出典:IPCC(気候変動に関する政府間パネル) 第三次評価報告書第一作成部会より
参考文献:『AN INCONVENIENT TRUTH(不都合な真実)』(P66-67)
