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第1章 「アーカイブス」

広大な宇宙空間を時速96,000kmで疾走する小さな宇宙船「地球」号

R・バックミンスター・フラー
『宇宙船「地球」号 フラー人類の行方を語る』より

われわれの小さな宇宙船「地球」号は、直径、たかだか8,000マイルで、宇宙の広大さの中でほとんど無視していい大きさである。

一分間にわれわれは100マイル回転し、軌道上を1,000マイル疾走しているのだ。

(p.55 / 4・宇宙船「地球」号)


〔出典〕 『宇宙船「地球」号 フラー人類の行方を語る』
R・バックミンスター・フラー著、東野芳明訳(ダイヤモンド社/1972年)
Operating Manual for Spaceship EARTH Richard Buckminster Fuller (Southern Illinois University Press/1969)

化石燃料や原子力を燃していたら宇宙の中で破産する

R・バックミンスター・フラー
『宇宙船地球号 操縦マニュアル』より

エネルギーを得るために「宇宙船地球号」本体を燃やすこともできるけど、そんなことをしていたら、未来はお先まっくらだ。

太陽から貯めるのに何十億年もかかった化石燃料を燃やして、そのエネルギー貯金だけに頼って生きるのか、あるいは地球の原子を燃やして私たちの資本を食いつぶして生きるのか、どちらにしても、それでは後の世代の人間たち、そして彼らの前に広がる日々に対して、全く無知、そして無責任というものだ。

私たちは宇宙のなかで破産する。

(p.90-91 /第6 章 シナジー)


〔出典〕 『宇宙船地球号 操縦マニュアル』
R・バックミンスター・フラー著、芹沢高志訳(筑摩書房/2000 年)
Operating Manual for Spaceship EARTH Richard Buckminster Fuller (Southern Illinois University Press/1969)

驚くほど早い時期にわれわれは成長の限界に接近する

『成長の限界—ローマ・クラブ「人類の危機」レポート』より

世界人口、工業化、汚染、食糧生産、および資源の使用の現在の成長率が不変のまま続くならば、来るべき100年以内に地球上の成長は限界点に到達するであろう。

(p.11 /序論)


先見の明をもつ多くの人々がすでに気づいていることであるが、人間活動の多くが短い倍増期間をもって急激に増加しており、またそれらの活動が巨大な規模に達することにより、驚くほど早い時期にわれわれは成長の限界に接近してしまう……

(p.73 / 3・システムにおける成長)


〔出典〕 『成長の限界─ローマ・クラブ「人類の危機」レポート』
ドネラ・H・メドウズ、デニス・L・メドウズ、ジャーガン・ラーンダズ、ウィリアム・Wベアランズ三世共著、大来佐武郎訳( ダイヤモンド社/1972年)
The Limits to Growth -A Report for The Club of Rome's Project on the Predicament of Mankind Donella H. Meadows, Dennis L. Meadows, Jorgen Randers, William W. Behrens Ⅲ (1972)

この地球上で物質的成長が無限に続くと考える人はいない

人口と資本がまもなく成長をとめなければならないという議論には、多くの反対があるかもしれない。しかし、この地球上で物質的成長が無限に続くと考える人はいないであろう。

(p.135 / 4・技術と成長の限界)


〔出典〕 『成長の限界─ローマ・クラブ「人類の危機」レポート』
ドネラ・H・メドウズ、デニス・L・メドウズ、ジャーガン・ラーンダズ、ウィリアム・Wベアランズ三世共著、大来佐武郎訳( ダイヤモンド社/1972年)
The Limits to Growth - A Report for The Club of Rome's Project on the Predicament of Mankind Donella H. Meadows, Dennis L. Meadows, Jorgen Randers, William W. Behrens Ⅲ (1972)

地殻に由来する物質の濃度が自然界において充分低いレベルで安定していること

(システム条件1)

カール=ヘンリク・ロベール
『ナチュラル・ステップ─スウェーデンにおける人と企業の環境教育─』より

これは二つの意味を持っている。一つは、化石燃料や鉱物などの地下資源を掘り出し続けることによって、やがて利用可能な経済的埋蔵量を超えてしまい、実際には使えなくなってしまうということ。もう一つは、地下にあって安定していた物質が掘り出されて利用される課程で燃やされたり、化学的に処理されたり、物理的に分解されたりして地表や大気中に放散され分子ごみとして増加し蓄積され るということ。石油や石炭や天然ガスを燃やすことによって大気中の二酸化炭素濃度が高まり、温室効果を招くのもその例。

【対策】
化石燃料や鉱物資源の消費量を極力抑える。つまり、化石燃料を燃料として使う以外に石油由来のプラスチックの生産量も増やさない。銅や亜鉛などの希少金属はもとより、鉄や非鉄金属の生産量、消費量も増やさない。徹底した省資源、省エネルギー設計によるリデュースやリユース、リサイクル、更には再生可能資源・エネルギーへの代替によって条件に近づくことが可能となる。

(p.90-45 / 5・単純化を排したシンプル主義)


〔出典〕 『ナチュラル・ステップ─スウェーデンにおける人と企業の環境教育─』
カール= ヘンリク・ローベル著、市河俊男訳(新評論/1996年)
The Natural Step Story: Seeding a Quiet Revolution Karl-Henrik Robert (1992)