第2章 「データベース」
わが国は幸いなことに、今のところ水資源には恵まれており、水の需要を国内の水源でまかなうことができる。しかし、多くの農産物を輸入に頼っており、それらの農産物を生産するために必要な水を間接的に消費していることになる。これをバーチャルウォーター(仮想水)といい、食パン1斤ができるまでに必要な水は500~600リットル、ステーキ200グラムが食卓に届けられるのに必要な水は約4,000リットルであるといわれている。わが国の仮想水の総輸入量は約640億立方メートル/年と推計しており、これは、日本国内での総水資源使用量約900億立方メートル/年の3分の2程度にあたる。
日本のバーチャルウォーター総輸入量

図10:日本のバーチャルウォーター総輸入量(天水含む)
日本の品目別バーチャルウォーター投入量

図11:日本の品目別バーチャルウォーター投入量(億m3/年)
出典:「バーチャルウォーターを考慮した世界水資源アセスメント」
(東京大学生産技術研究所 沖大幹)
食糧自給率の低下
わが国の食糧自給率は先進諸国中最低で、しかも年々低下している。今後世界的な水不足と食糧不足が日本の食糧事情に与えるインパクトは計り知れないものがある。

図12:わが国の食料事情・カロリーベースの自給率の推移量
参考資料:日本以外の国についてはFAO”Food Balance Sheets”等を
基に農林水産省で試算。ただし韓国については、韓国農村経済研究院
”Korean Food BalanceSheet 2001”による(1970,1980,1990,および1995~2001年)
参考文献:『サステナビリティの科学的基礎に関する調査報告書 Science on Sustainability 2006』
