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ユビキタスビジョンプロジェクト 2002

ユビキタス時代における、ハードやソフトのあるべき姿を探っています。プロジェクトメンバーが描いた、近い将来のイメージから、「About it」、「Check it」、「Get it」の3つのコンセプトを立て、それらの情報機器の姿を形にしました。

ユビキタス(ubiquitous):
同時にどこにでもあること(コンピュータを意識することなく、現実生活の至るところで利用できる環境)

About it 「これなに?」

目の前にある、商品などの対象物についての情報を、その場で確認できるツールです。もうちょっと知りたい、そう思ったその時に、必要な情報を得ることができ、あなたの「疑問?」に即座に答えてくれます。

Check it 「これチェック!」

気になる情報を片っ端から集めて、後でじっくり確認できるツールです。気軽に情報収集できるから、あなたの「ひらめき!」を逃しません。

Get it 「これゲット!」

目の前にある、商品などの対象についての情報を、その場で確認できるツールです。その場で必要な情報を、ゲットして楽しむ、あなたの「ワクワク感!」を大切にします。


ユビキタスビジョンプロジェクト 2002

About it 「これなに?」

例えば、外出先で気になる車を見つけた時・・・

以前から購入したいと思っていた車を、外出先で見つけました。その場で、この車について、もっと詳細を知りたい時に威力を発揮します。目の前にある対象の情報を、その場で確認できるツールです。


情報を確認したい対象(車)を、カメラで撮影するようにつかまえます。
対象(車)に含まれている情報が、カテゴリ別に表示されます(これらの情報は、対象製品ごとに、あらかじめネットワークデータベースに登録されていることを、想定しています)。
カテゴリの中の情報は、ウェブをブラウズするように選択し、読むことができます。

ユビキタスビジョンプロジェクト 2002

About it 「これなに?」

例えば、カフェでおいしいババロアを食べた時・・・

家でもぜひ作りたい!!そんなデザートに出会った時、そのデザートのレシピを、即座に調べることができます。RFIDチップが普及すると、モノの情報が調べやすくなります。見たものを、見たままにネットワークで検索できると、モバイルでも豊かな情報生活が送れます。これは、目の前にある対象の情報を、その場で確認できるツールです。

注)RFIDは、Radio Frequency Identificationの略称。微小な無線チップによりモノを識別、管理する仕組みのことです。


情報を確認したい対象(ババロア)を、カメラで撮影するようにつかまえます。 自分でキーワードを入力したり、検索するという手間は、モバイルシーンにはふさわしくありません。
対象(ババロア)のキーワードから、レシピなどの詳細情報についての、関連するウェブへのリンクが表示されます。外出先でも、気軽にネットサーフィンできます。

ユビキタスビジョンプロジェクト 2002

Check it 「これチェック!」

例えば、チラシの情報を後でじっくり読みたいと思った時・・・

チラシやポスターなど、紙にされた情報が、街中にあふれています。ちょっと気になった情報をドンドンと採集。後でじっくり見るツールです。


チラシや電車の広告など、気になる印刷物の情報から、「キーワード」をすくい取るように、常に身につけている、名刺大のカードツールに取り込みます。
紙からすくい取るインターフェースは、直感的に現実と仮想の世界をつなげます。取り込まれた情報は、デジタルなオブジェクトとして保存されます。このツールでは、情報の概要(タイトル)のみを確認します。
専用スキャナに蓄積された情報を、コレクターと呼ばれるビューワに移し替えます。大きな画面で、詳細な情報を見るためです。
採集した情報に関連する、URLなどウェブの情報を、文庫本を読むように、片手でゆっくり閲覧します。

Get it 「これゲット!」

例えば、街中で行きたい所の情報がその場で欲しくなった時・・・

街中を歩いていて、行きたいお店の情報が、瞬時に受け取れます。GPSとプッシュ配信のインフラが整備されると、自分のいる場所に応じた情報を、自動的に受けとれるようになります。その中から、自分に必要な情報のみを即確認・即ゲットするツールです。


注)GPSは、Global Positioning Systemの略称。人工衛星を利用して、地球上のどこにいるのか、現在地を正確に割り出すという、全地球測位システムのことです。


ツールを閉じた状態で、自分のいる場所に応じた情報が、プレ表示されます。例えば、グルメの情報が5件、自動的にゲットされています。
ツールを開いて、その中から自分の行きたいところ(グルメ情報のラーメン屋)を、選択します。GPSと連動して、現在地を示す地図から、その店舗の場所をナビゲートしてくれます。 スクエアな画面は、自分を中心にして、情報を閲覧するのに最適です。

ユビキタスビジョンプロジェクト 2002

Get it 「これゲット!」

例えば、街中でデジタル放送が聴きたくなった時・・・

デジタル放送された音楽が気に入ったら、オンラインショッピングにて、その場で即座に購入、自由に聴き直しができます。モバイルシーンでも、自宅にいるようにデジタル放送などを楽しみ、提供されるコンテンツサービス等を、即ゲットするツールです。


デジタル放送などの情報を、外出先からでも受信できます。
デジタル放送コンテンツは、オンラインショッピングとの連携で、気に入った音楽をその場でeコマースを使い、購入することができます。個人の認証には指紋を使うので、他人に使われる心配がありません。
もちろんその場で、購入したコンテンツ(音楽)のプレーヤーとして、すぐに鑑賞することができます。

ユビキタスビジョンプロジェクト 2002

Get it 「これゲット!」

例えば、街中で自宅のパソコンにアクセスしたくなった時・・・

各地にホットスポットが整備されると、外出先のどこからでも、自宅のパソコン情報をゲットできます。どこにいても、自宅と同様に蓄積しているコンテンツを、即確認・即ゲットするツールです。


折りたたんだ状態では、ワイド画面のデジタル放送などが、ちょうど見やすい画面比率で、コンテンツを楽しめます。
ツールを開くと、4対3のパソコン画面と同じ画面比率で、自宅と同様の解像度と操作感で、情報にアクセスします。直感的なネットワークビューアで、コンテンツを選んで、このツールにゲットします。
自分のパソコンの音楽コンテンツを、携帯ツールにダウンロードして鑑賞します。自分のいる場所が、自宅になります。すなわち、自宅のパソコン環境を、携帯ツールにいつでもどこでも再現できる訳です。