ユーザーインターフェースへのこだわり

買った後の満足度向上に向けて -長くご愛用いただくために-
ケータイ選びのポイントになるスタイリングやカラーリングに対し、ケータイをご購入した後に、お客様の満足度を大きく左右するのがソフトウェアのデザインです。そしてご購入頂いたお客様が長くF905iをお使い頂くために、より使いやすく、見やすさを追求してデザインしています。 そのために、F905iも画面に表示される文字やグラフィック、アイコンをはじめ、ソフトウェアの機能などにもこだわって作り込まれています。
まず、機能面については、すでにF904iでワンセグの機能が搭載されていたため、これを進化させる形で開発が進められました。具体的にはワンセグの録画機能が新たに搭載され、マルチタスクについても見直されています。

ワンセグに録画機能を搭載
VGAディスプレイへの挑戦 -VGAの高精細を活かす-
ユーザーインターフェースの基本的な仕様は、従来モデルから受け継がれていますが、F905iではディスプレイの解像度がワイドQVGAからワイドVGAになり、解像度が高精細になったため、ほぼすべての画像要素を作り直すことになりました。たとえば、画面に表示されるピクトひとつを取ってもQVGAサイズ向けに作られたものをそのままVGAサイズにしてしまうと、粗いピクトになってしまうため、これらはすべて描きなおしています。描きなおしにはかなりの手間が掛かるため、「単純にピクトを拡大するだけでもいいのでは?」といった意見もあったのですが、VGAの解像度を活かした美しいユーザーインターフェースに仕上げるため、敢えて、時間も手間も掛けています。
F905iに搭載されたさまざまなアイコン類
ピクトやアイコンをはじめとするモチーフについては、単純にVGA用に描きなおしをするだけでなく、新しくデザインされたものも数多くあります。富士通のFOMA 900iシリーズではF900iのときにデザインされたモチーフが継承されているのですが、その当時から機能が追加されたことなどによって、派生的に増えてきたものが数多くありました。それらを一度、整理して、それぞれの画面デザインに合ったものに描きなおしています。 たとえば、従来のモデルではマナーモードに切り替えたとき、画面にマナーモードのアイコンといっしょに、「Silent」を表わす[S]や「Vibrator」を表わす[V]の文字が表示されていました。しかし、文字だけでは何を表わすのかがわからないこともあるので、F905iではスピーカーに「バツ」印を重ねたものと振動を表わす波形を組み合わせたアイコンを新たに作成するなど、わかりやすさを追求して改善しています。
分かりにくいアイコンの見直し
少し変わったところでは、通話中の画面にもアイコンを追加しています。従来は通話中の画面に通話時間や相手の電話番号などが表示されるのみでした。しかし、通話中には方向キーの上下で音量を調節することもでき、左右で発着信履歴を参照することもできるので、それぞれを表わすアイコンを通話中の画面に表示することにしました。電卓についても従来はボタンのガイドを表示するのみでしたが、テンキー(ダイヤルボタン)も含め表示し、操作をわかりやすくしています。非常に細かい点ですが、こうした改良を積み重ねることでお客様の満足度向上を目指しています。

通話中画面の見直し
また、表示フォントもVGA対応になったため、機能ごとに文字サイズを簡単に変更できるようにしました。たとえば、メール画面では[1]キーと[3]キーを押すことで、最大15段階まで拡大/縮小ができるため、メールの内容によって、あるいはお客様の好みに応じて、いつでもワンタッチで見やすい画面に切り替えることができます。フルブラウザでも拡大/縮小が利用でき、[5]キーを押して、7段階に切り替えることが可能です。表示フォントについては、従来から採用している「ゴシック体」や「リュウミン」に加え、新たに「丸フォーク」を採用しています。

画面内の文字を拡大縮小できるクイックズーム
気がつくと2倍 -タテでもヨコでも美しく-
ソフトウェアのデザインの中でもF905iならではの苦労もあります。今回の905iシリーズでは全機種がVGAクラスの液晶ディスプレイを採用していますが、F905iは縦と横の両方で表示ができるため、メニュー画面や待受画面も基本的には縦横両方をデザインしなければなりません。つまり、「たて用」と「ヨコ用」で通常の機種より2倍以上の手間が掛かることになりました。

MENU画面(縦と横)
しかし、縦と横で表現できるということは大きなメリットなので、美術的な構図の手法も取り入れ、画面の高精細さを内蔵コンテンツでもしっかりと体験できるように作り込んでいます。待受画面も横画面を活かすために橋や船を描いたり、光を動かすことによって、躍動感を演出し、画面を大きく見せるように工夫しています。

待受画面(ホワイト)

待受画面(ブラック)

待受画面(マゼンタ)

待受画面(ブルー)
富士通ならではのお楽しみコンテンツ
F905iをご購入したお客様が満足していただくために、待受画面に表示される壁紙も同じものではなく、ランダムに内容が変化するものも用意しました。たとえば、きせかえツールの「Black」で設定される待受画面には、山が描かれていますが、時間帯や時期などによって、オーロラや雲が表示されたり、流れ星が見られることもあります。季節イベントとして、天の川や十五夜も用意されていますし、クリスマスやバレンタインなどにもイベントが仕込んであります。もちろん、富士通のケータイではおなじみの「隠しコンテンツ」も用意されています。

季節やイベントでさまざまな風景を映し出す。
こうして待受画面やメニュー画面は作り込まれていますが、F905iはフルワイドVGAでサイズも大きくなった上、従来のMacromedia FlashからVIVID UIに変更されたため、レスポンスのチューニングにも手間を掛けています。開発当初のものでは[MENU]ボタンを押して、表示されるまでに約4秒も掛かり、次のバージョンではその半分といった具合いでしたが、少しずつ改良が重ねられていきました。レスポンスについてはサクサクと快適に使えることを目指し、たいへん気を遣っています。たとえば、メニュー画面で方向キーを押したときに一巡するのに何秒くらい掛かるのかを計測したり、キーから指を話したときにきちんと停止するかどうかなどもしっかりと検証しています。

多彩なメニュー画面
富士通ではご購入頂いたお客様が常に向き合うユーザーインターフェースだからこそ、満足して頂けるように、見易さと使い易さそして楽しさを兼ね備えた画面を目指してデザインを行っております。




