トップメッセージ

地球環境の保全が、喫緊の課題として全世界的なテーマとして大きく取り上げられるようになってきております。これは、環境保全が、単に一企業の存続ということから、経済社会そのものの存続に関わる課題というレベルになったということに他ならないと考えています。この地球環境の保全には、従来の延長線上の改善だけではなく、大きなイノベーションが求められると考えております。
そして、地球環境保全のためには、ITの役割は今まで以上に大きくなっていると考えております。一つは、ITの活用に伴う環境負荷を低減することです。ITの活用が拡がるにつれ、その消費電力低減やリサイクルはもちろんのこと、IT機器の製造に関わる環境負荷の低減も大きなテーマです。かつて日本の自動車メーカーが、当時不可能といわれたマスキー法をクリアしたことが、その後の飛躍につながったように、イノベーションは、企業のコスト要素を新しい価値に変革する力を持っています。
もう一つは、ITで社会の環境負荷低減を実現することです。ITの活用によって、交通渋滞の軽減、輸送負荷の低減、ペーパーレスの推進といった直接的な環境貢献はもちろんのこと、センサーシステムなどによる環境監視や、企業の環境マネジメントシステムの構築など、その役割は非常に大きいと考えています。
富士通グループは、「ITの環境負荷を低減し、ITで環境負荷低減に貢献する」ことを目標に、ITの地球環境における役割をさらに高めていきたいと考えております。
新しい環境活動への取り組みをスタート
このような認識のもと、2007年度より富士通グループでは、「富士通グループ環境方針」を実践するための行動計画として、「第5期富士通グループ環境行動計画」を掲げ、より高いレベルの目標に向けて、新たな取り組みをスタートしました。
大きなテーマは、製品の環境負荷の低減です。環境対応のトップランナーをめざしたイノベーティブなスーパーグリーン製品をさらに拡充していくこと、そして、環境ソリューションを拡充することにより、ITで環境負荷低減する役割を拡大していきます。そして、地球環境保全として、CO2の削減を大きな目標として取り組んでまいります。
富士通の環境への取り組みは、1935年の創業以来のものです。「自然と共生する“ものづくり”」という考えのもと、長年にわたり、環境保全をコストとして捉えるのでなく企業のバリューとして捉えるという姿勢で改善と工夫を重ね、さまざまな取り組みを行ってまいりました。常に新たなる課題に挑戦し続けることを通じて、ITに関わる企業として、環境分野で新しい価値を生み出してきたと認識しております。
富士通グループでは、今後とも環境への取り組みに注力し続けて、「地球環境との調和」を企業文化として、より一層深くグループ全体に根付かせていきます。
