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重要課題4 地球と社旗に貢献する人材育成

富士通グループが目指す真のグローバルICTカンパニーに向けた次世代リーダーの育成により、事業戦略の実現と社会課題の解決を両立させ、地球・社会の持続的な発展に貢献していきます。

人材育成

富士通グループの人材戦略

富士通グループでは、専務以上をメンバーとする「全社人材戦略委員会」を設置し、「富士通のビジョン/事業戦略の実現に向けた人材戦略」を定期的に討議しています。

次世代リーダーの育成とグローバル人材活用に注力

人事本部シニアディレクター平松 浩樹の写真

人事本部
シニアディレクター
平松 浩樹

富士通グループが目指す「真のグローバルICTカンパニー」をリードする次世代リーダーの育成/グローバルタレントマネジメントに特に注力しています。

次世代リーダーの育成では「優秀な人材を選抜」し、「実践を通じたアクションラーニング」と「修羅場経験(チャレンジングな配置)」を通じて成長の場を与えることを教育の柱としています。また、今後の成長分野であるイノベーション領域でのビジネス拡大に向け、多様な人材とコラボレートしてビジネスを創造できる組織・人材の開発を強化していきます。

これらのプロセスを一貫性を持って実行できるよう、「グローバル人事基盤」の構築にも取り組んでいます。具体的には、グローバル共通の「職責のレベリング」や「リーダーシップコンピテンシー」を導入し、世界中のキーポジションやタレント人材を把握し、国や地域を超えて人材活用することを目指しています。

グローバル・ビジネスリーダーの育成

富士通の人材育成においては、下記の4つのテーマに重点を置き、人材育成部門が各ビジネスグループや人事部門と連携を図りながら、体系的な教育を実施しています。

  1. グローバルレベルのリーダーシップを発揮できる「ビジネスリーダーの育成」
  2. 企業理念を理解し、理念に基づいた行動ができる人材としての「ベースライン(全員が共有するバリュー、スキル)」の強化
  3. お客様に高い付加価値を提供できる「プロフェッショナル」人材の育成
  4. 多様な“個”を支援する「ワークライフデザイン支援」

今後も継続して、大学・外部教育機関や高度ICT人材育成を担うNPOなどと積極的に連携し、富士通グループのプレゼンスを高めていきます。

人材育成の基本方針

富士通グループは1999年に人材育成機関「Global Knowledge Institute(GKI)」を設立し、「社会にとって善いこととは何か」という共通善(Common Good)を追求する、グローバルなビジネスリーダー育成プログラムを体系的に実施しています。次世代ビジネスリーダー候補者を対象に、集中的な知的鍛錬を実施しており、その修了者数は、2013年度末現在で累計1,077名(うち、海外人材は378名)に達しています。2013年度は、若手マネージャークラスの幹部社員選抜プログラム体系を見直しました。

新しいビジネスリーダー育成体系の図

若手マネージャー選抜プログラム「GKI-d」の開催

GKI-dプログラム・キックオフセッション(東雲)の写真

GKI-dプログラム・キックオフセッション(東雲)

2012年度までは、国内の若手マネージャークラス向けに、「GKI/D」(目的:事業家マインドを持ったリーダーの育成)と「GBIT」(目的:次世代技術経営人材の育成)の2つのプログラムを設けていました。

それぞれ「ビジネス」「テクノロジー」の領域においてイノベーションを創造する人材の育成を図ってきましたが、イノベーションに境界はないという考えの下、2つのプログラムを統合して「GKI-d」と改称し、カリキュラムを見直したうえで2013年度から新制度をスタートさせました。

これにより、より広い視野を持ち、ビジネスモデルの成長シナリオを牽引できるビジネスリーダーの育成を図っています。また、受講者数も2014年度から年間100名規模に拡大し(従来はGKI/D、GBIT合わせて合計55名)、プログラムの効果がより事業の運営に反映される形とします。

経験を通じた若手社員のグローバル人材化

グローバルコンピテンシー養成講座TATAモーターズ工場見学(インド)の写真

グローバルコンピテンシー養成講座
TATAモーターズ工場見学(インド)

2008年度から、若手社員を海外に派遣する海外ローテーション制度を設けています。また、グローバル・マインドセット、コミュニケーション能力開発、短期海外経験という3つのプログラムで構成される「グローバルコンピテンシー養成研修」を継続的に実施しており、2013年度は20代を中心とした若手社員約50名を対象に実施しました。

日本国内では、英語を中心とした語学力の向上に継続的に取り組んでいます。入社段階では、全員がTOEICスコアで600点の水準に到達することを目指して、集中的な語学訓練を行うだけでなく、語学学習の方法を学び、自己啓発による継続的な能力向上につなげています。加えて、語学スキルだけでなく異文化を受容するという考え方やコミュニケーション、マネジメント・スキルの向上を様々なトレーニングに取り入れています。

また、日本人社員への研修だけでなく、日本で働く外国籍社員に対しても、語学力(日本語)の向上および生活支援のプログラムを整え、本人だけでなく上司など周囲のメンバーを含めて支援しています。

キャリア開発の支援

社員の自律的なキャリア形成を支援するため、「キャリアカウンセリング(個別相談)」、「キャリアセミナー」を実施しています。また、社員自らが自分のキャリアの方向性を選択できる仕組みとして、以下の制度を設けています。

これらの制度を設けることで職業選択の機会を拡大し、自律的キャリアの推進、社員の適正配置化、さらなるチャレンジングな企業風土の醸成を目指しています。

社内募集制度
  強化する事業分野や重点的に補強が必要なプロジェクトごとに、求める即戦力人材を社内イントラネット上で公開して募集する制度です。広く社内に人材募集を行うことで、職制を通じては把握できない個人スキルやタレント性などの発掘や人材活性化につながっています。1993年から年2回実施しており、すでに制度として定着しています。これまでに、延べ約3,000名(2013年度末現在)がこの制度を利用して異動しています。

FA(フリーエージェント)制度
  社内募集制度に加え、より社員本人の希望・意欲を重視し、社員本人からの積極的な求職を可能にした制度です。一定レベル以上の経験を積んだうえで、希望する職務・部署に就くチャンスが与えられます。2003年度より年1回実施しており、現在までに延べ約600名(2013年度末現在)が異動しています。