環境貢献ソリューション導入事例 香川県庁様
香川県行政情報提供システム
| 導入事例キーワード | |
| 業種: | 自治体 |
| ソリューション: | 環境貢献ソリューション |
| 製品: | コンテンツマネジメントシステム WebLinks-Neo (ウェブリンクス・ネオ) |
導入の背景
美しい自然と温暖な気候に恵まれた香川県

香川県庁
日本で初めて国立公園に指定された瀬戸内海国立公園の中心に位置し、美しい自然と温暖な気候に恵まれた香川県は、古くから四国の玄関口といわれ、ここ数年は讃岐うどんブームでも注目されています。最近では映画ロケの誘致にも力を入れており、2004年の「世界の中心で、愛をさけぶ」、2005年の「春の雪」などに続き、2006年には「県庁の星」も公開されます。
環境活動の面でも、県政運営の基本指針として「自然との共生・新しいライフスタイルの確立」を重点推進プランの一つとして位置づけ、環境ビジネスへの助成を行ったり、県民参加の森林づくりを目指す「どんぐり銀行」や、環境にやさしい買い物運動「ネットワーク グリーンコンシューマーかがわ」を推進するなど、ユニークな取り組みを幅広く展開しています。
インターネットへの取り組みと、手作りの限界
香川県では、県を紹介するホームページを1996年に外郭団体の運営するサイトの一角に開設し、2年後には独自のサイトとして本格的な運用を開始しました。 スタート当初のコンテンツは、行政組織や観光案内など「香川県の紹介」に重点をおいたものでした。
その後、インターネットの普及に伴い、暮らしの情報、ビジネス情報、観光情報のPRなど多様なニーズに対応していくことが必要になり、さまざまな部署が情報発信にかかわることになりました。
しかし、各部署の職員のスキルにもばらつきがあり、タイムリな情報発信に限界があるほか、デザインの統一も図りにくいなどの問題が感じられるようになりました。 各部署の担当者の手作りでは限界にきたとの判断から、2001年よりコンテンツマネジメントシステムの導入検討を開始したのです。
導入の経緯
「ホームページ登録システム」のねらい
システムの要件の中心は「ジャンルで情報を分類できること」「素早く更新できること」「特定職員のスキルに頼らず運営できること」「ページデザインを変更しやすいこと」ということでした。特に現場からは「ワープロ文書を入力する程度の難易度でコンテンツが制作できること」という要望がありました。
限られた予算の範囲内でコンテンツマネジメントシステムを実現するため、オープンソース・ソフトウェアを活用してコストを抑える工夫をしつつ設計・開発を進め、2002年4月、「ホームページ登録システム」として稼働を開始しました。
業務の効率化を達成

香川県ホームページ
http://www.pref.kagawa.jp/
これにより、県のホームページの運営に関する庁内業務は大きく効率化されました。
170もの部署がそれぞれ担当業務に関する掲載内容の制作に従事します。各部署の担当者が原稿を入力し、責任者が内容を承認して記事が公開され、新着情報にリストアップされるまでの一連のプロセスが自動化されることになりました。
お客様の声
ブラウザで簡単に更新でき、情報量や更新頻度が増大

福江正裕様
香川県政策部広聴広報課 主査
広聴広報課では、トップページの内容や全体構成を管理していますが、システム導入以前は、各部署が担当するコンテンツ制作に関して細かなQA対応に追われ、あたかもソフトのコールセンターのような状況もありました。
今回のシステム導入当初は各部署の担当者に説明会を行いましたが、操作がシンプルであるためその後は各部署の中で知識もいきわたり、サポート業務は大きく削減できました。各部署でも、担当者が画面の案内に従って必要事項をフォーム画面に入力していくだけで一定の品質のコンテンツが制作できると好評です。
手作業の時代には週に数件程度の更新頻度でしたが、1日10件以上になり、情報数は格段に上がりました。
双方向コミュニケーションが充実
「香川県行政情報提供システム」は、その中核となる「ホームページ登録システム」のほか、16分野にわたる「メルマガかがわ」、県政に対する意見や要望を掲載する「県民の声データベース」などから構成されており、インターネットを通じた双方向のコミニュケーションの基盤を、年々充実させています。 特に、昨年は「県政モニターシステム」が稼動し、従来書面のやりとりを前提として150人程度で運用していたモニタ数を、500人に拡大することができました。
今では、次のように活発に活用されており、県民への情報公開や、県民の声の県政への反映に大きな役割を果たしています。
- ホームページの公開・更新(3,033件/年)
- メルマガかがわ(購読者 2,724人に、週1回配信)
- 知事へのメール(投稿:538通/年(電子メール受信)、公開:276件/年)
- パブリックコメント (年15回実施、意見投稿:143件/年)
- 県政モニター(モニター:500名、年12回実施予定)
環境と人に優しい取り組み
年間17.7トンのCO2削減に貢献
業務の効率化やサービス向上といった導入効果に加え、本システムの導入にともなって次のような環境貢献効果がもたらされました。
- ホームページコンテンツの制作や責任者の承認プロセスに伴う紙の削減
- メールマガジンなどによる広報手段や、県政モニターのような双方向コミニュケーションの電子化に伴う紙や郵送の削減
- 業務に関わるオフィス作業の効率化にともなう省エネルギー
これらの効果を、IT機器の導入にともなう電力消費の増加も考慮に入れて、富士通の「環境影響評価手法」を用いて総合的に分析すると次のような結果になります。ここで、システム導入前の条件としては、現在実施中のサービスと同等の業務を本システムを導入しない環境で行った場合を想定し、導入前ののCO2排出量合計を100%として、導入後と比較しています。

ホームページ登録システム導入前後のCO2排出量比較
今回のシステム導入によってCO2排出量に換算して89.6%の環境負荷が削減されたことが分かります。香川県様の業務量に即して計算すると、年間17.7トンのCO2削減に相当します。
アクセシビリティにも速やかに対応
また、ページデザインの統一や変更も容易にできるようになったため、Webアクセシビリティ(JIS X 8341-3: 2004年6月制定)にも全国の自治体に先駆けていち早く対応し、高齢者や障害者にも使いやすいように音声読み上げや文字拡大の可能なサイトにリニューアルできました。
このように、香川県庁様におけるホームページ登録システムの導入は、人と環境に優しい取り組みでもあるわけです。
コンテンツマネジメントシステム WebLinks-Neo (ウェブリンクス・ネオ)
開発を担当した富士通四国システムズでは、本システムを母体としてコンテンツマネジメントシステムWebLinks-Neoを商品化し、省庁・府県・政令都市をはじめ、多くのお客様でご採用いただいています。
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