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蒲田新棟 世界初 現場内コンクリートリサイクル技術採用へ

平成15年4月30日


富士通蒲田 新棟建設工事にて世界初(注)現場内コンクリートリサイクル実施

<工事車両台数削減 36%(11,000台)により排出量580ton削減>

 コンクリート資源循環システム
コンクリート資源循環システム

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(注) 世界で初めて建設現場内でのリサイクルプラント稼動

富士通では、富士通情報処理システムラボラトリ(注1)の建屋解体時に発生するコンクリートガラ(注2)を現場内に設置した骨材再生プラントで構造用骨材(注3)として再生、さらに現場内の生コンプラントでコンクリートとして生成し、新棟(ソリューションサービス事業の戦略拠点)の建設工事に使用する試みを実施しました。現場内でのリサイクルプラント稼動は世界初となります。(清水建設株式会社提案による「コンクリート資源循環システム」を採用)

蒲田新棟の新設工事を、計画・推進するにあたり、一番の懸案事項が立地条件でした。作業現場は住宅街が近接しており、周辺住民への配慮が絶対条件であり、特に作業現場を出入りする工事車両は、工事全体を通して約30,000台の往来が予測されていました。特に、解体ピーク時の車両台数を試算すると、約3分に1台が現場から出入りすることになり、大きな問題となっていました。

従来も、破砕処理したコンクリートガラを道路用路盤材や非構造用再生骨材として使用することはありました。しかし、これだけでは建築建替え工事での再利用量に限界があり、場外への搬出が免れません。そこで今回採用したコンクリート資源循環システムでは、骨材再生プラントにて解体コンクリートガラに、加熱・すりもみ(注4)する等の高度処理を行い、構造用コンクリート骨材(JIS同等品)として再生、蒲田新棟の構造体となる部分のコンクリートに使用することが可能となりました。

 構造用再生骨材回収メカニズム
構造用再生骨材回収メカニズム

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 再生骨材回収基本プロセスフロー
再生骨材回収基本プロセスフロー

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蒲田新棟建設工事においては、この骨材再生プラントと生コンプラントを現場内に設置し、現場内でリサイクルシステムが完結しているという点で世界初の試みとなりました。また、解体建屋の地下躯体の一部を解体せずにそのまま残し、新棟の構造体として再利用することで、解体ガラをさらに削減し、埋め戻し材の搬入量削減を併せて図ることで、当初の工事車両予測台数30,000台から36%減の車両(約11,000台)削減を行うことができました。これは、排出量に換算すると、約580tonになります。

 プラント外観、プロセスフロー
プラント外観、プロセスフロー

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蒲田新棟では、この他にも設備への省エネルギー対策をはじめとした多くの環境配慮型設計手法を取り入れ、環境に配慮した建屋計画を推進しています。

用語解説

(注1)情報処理システムラボラトリ

情報処理システムラボラトリ(東京都 大田区 新蒲田1-17-25)
A・B・C棟からなり、今回建替工事ではA・B棟を解体し、その跡地に新棟を建設する。
( A棟: 昭和44年竣工、B棟:1期 昭和46年、2期 昭和50年竣工、C棟: 昭和60年竣工、延べ面積 21,592)

(注2) コンクリートガラ

鉄筋コンクリートの建物を解体した際に発生する、くず。

(注3) 骨材

コンクリートを構成する砂、砂利等。粒径の大きさによって細骨材と粗骨材に区別される。

(注4) すりもみ

鉄球と一緒にミルの中で回転させ、擦り合せることによりまわりのセメント分を取り除く。

以上