


―ステークホルダーの皆様とともに“豊かで夢のある未来”の実現をめざしています。
CSRの本質は、地球と社会の持続可能性に貢献しながら企業価値を向上させていくことにあります。この考えをもとに、富士通グループは、“豊かで夢のある未来”の実現に向けて、ICTを進化させつつこれを最大限に駆使して、お客様・地域社会・世界の人々と新たな価値を共創し、社会の持続可能な発展に貢献することを、めざすべき姿として掲げています。また、こうした姿に近づくために、富士通グループは、グループの理念・指針であるFUJITSU Wayの実践を通じてCSR活動に取り組んでいます。富士通は、国連が提唱するグローバル・コンパクトの10原則を支持し、国際社会とも歩調をあわせてCSR活動を強化していきます。
―ステークホルダーの要請に応えながら経営と一体化したCSR活動を強化していくことです。
2010年11月に社会的責任の国際規格がISO26000として発行されるなど、企業にはこれまで以上に幅広い視野でCSR活動に取り組むことが求められています。また、ステークホルダーの要請も年々多様化しており、こうした変化にも迅速に対応していく必要があります。
そこで、これまで展開してきたさまざまな取り組みを整理する意味も含めて、FUJITSU Wayの実践がCSRの基礎であることを改めて確認し、経営と一体化したCSR活動をさらに強化していくための「CSR基本方針」を策定しました。また同時に、ステークホルダーの要請を踏まえて優先的に取り組んでいく「5つの重要課題」を設定しました。
―社内外の専門家と協力しながら“社会課題を解決する知恵”を共創していきます。
ICTを取り巻く環境は急速に変化しています。昨年はインターネットの利用者が20億人を突破し、携帯電話の加入者数も50億人を超えるなど、人々の暮らしにICTはなくてはならないプラットフォームとなっています。人と人、人と社会がつながりながら新たな知恵を生み出すその背景にグローバルなICTネットワークがある、そんな「ヒューマンセントリック(人が中心)なICT社会」が実現しつつあります。
こうしたなか、富士通グループは、ICTに関わるハード、ソフト、サービス、さらにはクラウド環境をグローバルに提供することで、ICTの恩恵を世界中の人々に届けていきたいと考えています。また、ICTを活用することで生まれる膨大な情報を、社内外のさまざまな分野の専門家と共有しながら、“社会課題を解決する知恵”へと発展させていきます。加えて、世界の難問の解決に向けて、スパコンのような高度なシミュレーションを可能とする技術も積極的に活用していきます。そして、そこで生み出された知恵を環境、エネルギー、農業、交通、ヘルスケア、教育分野などを支える社会システムとして組み込んでいくことで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
もちろん、こうした知恵を生み出すためには、それぞれの現場に出向き、現実をつぶさに見据え、理想とのギャップを地道に解消していく姿勢も欠かせません。富士通グループは、進化したICTを社会に浸透させていくことで、また、現実社会の課題を深く見つめ続けることで、人に優しい新たな知恵が次々と生まれる、持続可能な社会――ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティを実現していきます。
―「お客様のお客様」「地球環境」「グローバル」、三つの起点を引き続き重視していきます。
グローバルな社会課題を解決していくためには、お客様のお客様、すなわち社会全体を「お客様」と捉えて事業を行うことが必要だと考えています。また、そのうえで、あらゆる事業活動、製品、サービスの根幹に「地球環境との共生」という視点を置くことが重要です。さらに、あらゆるお客様をサポートしていくためには、世界中の富士通グループが"One FUJITSU"として一体となり、それぞれのお客様の国、地域に合わせて行動する“Think Global, Act Local”を実践していくことが重要だと考えています。
―日本の復旧・復興に全力を尽くします。
東日本大震災によりお亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された地域の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
情報プラットフォームや通信ネットワークなどの社会インフラを支えるICT企業として、グループの力を結集してこの国難を乗り越えていく決意です。地域の人々の生活と社会基盤の復旧・復興はようやく緒に就いたばかりですが、「今できること」を着実に積み重ねていくことで、日本は必ず復活すると確信しています。富士通グループはICTを通じて復旧対策や復興後の日本、そして世界の発展に貢献していきます。
―ブランドプロミスに込めた想いを世界のステークホルダーの皆様と実践していきます。
富士通は昨年、「shaping tomorrow with you」というブランドプロミスを定め、世界に統一したメッセージを発信しています。これは、ICTを通じて「お客様をはじめとしたさまざまなステークホルダーの皆様と一緒に未来をつくっていきます」という、私たちの決意を表したものです。
この約束を果たすために、今後も富士通グループは、被災地の復興と日本経済を支えるとともに、世界各地のお客様のビジネス活動を積極的に支援することで、豊かで夢のある未来を創造し続けていきます。