ICT製品(Of ICT)

欧州では、電気製品の待機電力を2010年に1ワット以下、2013年に0.5ワット以下とする法律が施行されます。こうした法規制の先をいくグリーンICT製品として富士通テクノロジー・ソリューションズが提供しているのが、待機時に消費電力がゼロワットとなる画期的なディスプレイとPCです。
ディスプレイは独自の設計技術によって、画質を落とすことなく待機電力ゼロワットを実現。また、ECOボタンや自動光度制御機能を搭載し、利用中の消費電力も50%に減らすことができます。
さらに、ディスプレイだけでなく、PCの待機電力をゼロワットにしたのが、設計から製造までをドイツで行っているESPRIMO E/P9900シリーズです。このPCは、日本のエコマークに相当する環境ラベルBlue Ange(l ドイツ)やNordic Swan(北欧)を取得したほか、米国の環境基準ENERGY STARR 5.0やEPEATに準拠しています。
今後はサーバへのゼロワット技術の適用も視野に入れながら、エネルギー効率の向上とともに待機電力ゼロワットの最適化を追求していきます。
注:日本国内では販売していません。

ゼロワットPCは、通常のPCから電源共有ユニット、マザーボードとBIOSを変更したものであり、全く新しい製品を開発したわけではありません。
しかし、ゼロワットを実現するためにはBIOSやマザーボードの改造が必要でした。とりわけ電気回路設計には非常に苦労し、開発に1年以上を費やしました。

「PRIMERGY BX900」は、変化に強いICT基盤構築に向け、省エネルギー性能・仮想化対応機能を大幅に強化し、電力や運用コストの削減を実現するブレードサーバです。徹底した低電力部材の採用や冷却効率の追求によって、約4年前のラックマウントサーバ(自社製品)に比べて消費電力量を約40%削減することができます。また、消費電力のみならずデータセンター全体の空調への負荷軽減に貢献します。
「平成21年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」受賞
「グリーンITアワード2009」審査員特別賞

(株)富士通研究所は、2009年6月、ICT機器や家電など電子機器の低消費電力化技術として、電源装置の電力損失を従来のシリコンのトランジスタを使用した場合に比べて3分の1以下に低減できる新構造の窒化ガリウムHEMT(High Electron Mobility Transistor:高電子移動度トランジスタ)を開発しました。この技術により、データセンターの消費電力12%低減、日本全体で年間33万トンのCO2削減効果などが期待できます。今後は実用化を進め、2011年頃までに電源装置への適用をめざします。