富士通グループでは、富士通と国内の連結子会社を対象に、環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格であるISO14001の統合認証を取得しています。
このEMSを活用し、工場だけでなく全てのオフィスにおいても、環境負荷低減に取り組んでいます。
富士通グループでは、事務系オフィスにおいても、環境関連法規の順守はもとより、省エネルギーや廃棄物ゼロエミッション、社会貢献などの環境活動を推進しています。
その一環として、2007年度から「グリーンオフィス制度」を実施しています。この制度は、オフィスごとの環境配慮レベルや自主的な取り組みを総合的に評価し、3段階に格付けして“見える化”するというものです(下図参照)。
第5期環境行動計画では、この制度において、2009年度末までに国内のすべての対象オフィスで「二つ星(★★)レベル」以上を達成することを目標に掲げ、環境配慮の継続的な改善・向上を図ってきました。その結果、2009年度には、371拠点のオフィスすべてが三つ星(★★★)レベルとなりました。あわせて、国内最大規模となる371拠点での廃棄物のゼロエミッション(注1)も達成しました。
2010年度からスタートした第6期環境行動計画では、「四つ星(★★★★)レベル以上」を2012年度末までにすべての対象オフィスで達成することを目標としています。四つ星レベルの条件には、従来の三つ星(★★★)に加えて「生物多様性保全活動」「ステークホルダーへの環境情報開示」「産業廃棄物処理のオフィス排出一元化」が設定されており、達成レベルも5段階となります。各オフィスでは、この目標達成に向けた活動を開始するとともに、オフィス共通の課題を討議する場を設けて、地域に密着した環境活動を推進していく予定です。
海外拠点については、2010年度から現状調査を開始しました。今後は、調査結果をもとに制度案をまとめ、トライアルの実施を検討していきます。
この制度を運用することで、各オフィスの活動内容を“見える化”するとともに、ほかのオフィスでも共有・展開するためのデータベースを構築し、富士通グループ全体で環境活動の継続的なレベルアップを図っていきます。
注1:産業廃棄物、紙くず類の処理において、単純焼却、単純埋立をゼロにすること。

グリーンオフィス制度の運用を通じて、対象オフィスすべての省エネルギー、廃棄物削減、ペーパーレスなどの各施策の活動状況を調査、データベース化し、施策チェックリストを作成しています。
チェックリストは、各オフィスでの環境目的・目標策定時の施策検討材料として活用するほか、投資が必要な施策や運用改善施策を「見える化」することで、活動の活性化と改善に役立てています。