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生産活動に伴う温室効果ガスの排出削減

事業所における温暖化防止の取り組み

温室効果ガスの排出量削減目標

富士通グループでは、第6期環境行動計画における目標として「温室効果ガスの総排出量を2012年度末までにグローバルで1990年度比6%削減する(総排出量の内訳として、エネルギー消費CO2を5%削減、CO2以外のガスを20%削減)」を掲げています。

2010年度のグローバルでの総排出量実績は、約118.5万トン(売上高当たりの原単位:26.17トン/億円)であり、前年度から12.8万トン減少、1990年度比では11.7%削減となっています。

温室効果ガスの総排出量推移(グループ全体、グローバル)の図

エネルギー消費によるCO2排出量の削減

富士通グループにおける温室効果ガス総排出量のうち、エネルギー消費に伴うCO2排出量が約85%を占めています。

そこで、CO2排出量の削減に向けた以下の省エネルギー対策を継続的に推進しています。

  • 原動施設を中心とした設備の省エネ対策(フリークーリング、インバーター、省エネ型設備の導入、燃料転換など)
  • 製造プロセスの見直しによる効率化(生産革新活動)と、原動施設の適正運転、管理向上
  • オフィスの空調温度の適正化、照明・OA機器の節電
  • エネルギー消費の見える化計測と、測定データの活用推進
  • 太陽光や風力発電などの再生可能エネルギー活用

また、全社組織として「ローカーボン委員会」を2008年9月に設置し、ビジネスグループ(事業単位)ごとの削減目標設定や、ものづくり領域(実装・組立・試験工程)における設備や工程の改善、新技術開発などを通じた活動の強化、経済性と環境面から設備投資の判定基準を定めた「設備投資ガイドライン」に基づく優先案件評価・実行促進などを通じて、取り組みを強化しています。

これらの結果、2010年度のエネルギーCO2排出量実績は、約101.4万トン(日本国内95.8万トン、海外5.6万トン)となり、前年度からは2.7万トン減少、1990年度比では6.4%削減となっています。

事例

空調用ターボ冷凍機の採用および外気冷房によるCO2排出量削減

富士通株式会社八尾センターでは、従来の水冷式チラーの老朽化に伴う更新の際に、適切な能力の見直しを行い、エネルギー消費効率が良いターボ冷凍機に更新しました。水冷式チラーのCOP値(エネルギー消費効率)が4.1であったのに対し、ターボ冷凍機のCOP値は5.7注1と、省エネルギーによるCO2排出量削減を実現しています。

また、サーバー室の空調として、富山県特有の比較的高湿度で低温度な外気を取り入れる設備を導入しました。これにより、外気を取り入れている間、サーバー用空調機1台相当分の電力削減を見込んでいます。これらの施策により、年間で116トンのCO2排出量の削減を見込んでいます。

注1:水冷式チラーおよび外気冷房は今までの運用実績をもとに、ターボ冷凍機はメーカーカタログ値をもとに算出。