フィールド・イノベーション
人とプロセスとITの三位一体改革で、革新体質をつくる。
それがフィールド・イノベーション
フィールド・イノベーションは、ビジネス活動領域から課題領域(フィールド)を設定し、その構成要素である人とプロセスとITを「見える化」することでお客様が改善のアイデアを引き出し、継続的改善を続けていく「革新体質」をつくることをめざします。
1. フィールド・イノベーションの背景
多様化する市場ニーズや激変する経済環境のなか、企業も変化し、業務も複雑さを増しています。富士通は、お客様のかけがえのないパートナーとなり、共に成長することをめざすうえで、お客様が導入したITの投資効果を高めるためには、IT適用を検討するだけでは十分ではないと考えています。
富士通は、25年間稼働した自社の受発注システムの再構築を通して、ITを適用する前に人やプロセスの問題を徹底的に検討し改善することが重要であることを再認識しました。そして、ITの投資効果は稼働後の利用率が決定するという原点に帰り、利用者の視点でITの課題を捉え、継続的改善を続けていく「革新体質」になることをめざしてきました。これらの取り組みを、フィールド・イノベーションとして提案していきます。
2. フィールド・イノベーションの内容
富士通は、お客様が環境変化に応じて解決が必要な課題領域をフィールドと定義しています。
フィールド・イノベーションは、その課題領域の設定と事実の「見える化」から始まります。
事実を捉える「見える化」
富士通は、お客様とともに課題解決に取り組むため、対話やインタビュー、可視化ツールを駆使し、漠然としていた人の想いや業務プロセスなどを、目に見える事実として顕在化します。
全体最適化につながる「分析・改善案」
事実の見える化により、本質的な課題に気づくと、意識改革や発想転換につながります。そして事実に基づいた分析を進めることで、改善案が生まれ、課題領域の全体最適化が実現できます。
継続的改善を行う「革新体質」
課題領域は、環境変化のなかで変わっていきます。一つの成果にとどまらず、継続的な改革を続けることが必要です。改革実現を続けることによって、自らを革新していく企業体質が養われます。
3. 業務経験と見える化技術を併せ持つ人材の育成
フィールド・イノベーションを実現するためには、お客様の業務部門と、課題を共有し、話し合い、解決策を検討できる人材の育成が必要です。
富士通は、業務部門の幹部社員を選抜し、フィールド・イノベータとして2007年10月から育成を開始しました。業務の第一線で培った経験をベースに、第三者視点による新たな気づき、現場の事実に基づいた課題の「見える化」ができる人材として育成しています。
4. フィールド・イノベータ(FIer)の活動モデル
富士通は、フィールド・イノベータを運用から投入することを考えています。フィールド・イノベータは、ITを開発した後、利用者の立場でどんな課題があるのか、お客様の現場、現物、現実を見て、お客様と一緒に改善し、ITのさらなる改善提案につなげていきます。
さらに、業務運用やITの活用状況を第三者視点からモニタリングし、その結果をお客様にフィードバック、ITの投資効果の検証にも貢献します。つまり、フィールド・イノベータの活動モデルは、運用重視の「システムを作りっぱなしにしない」モデルといえます。
5. フィールド・イノベーションのめざすところ
富士通は、ITがますます経営と一体化するなか、お客様とともに「人とプロセスとITの継続的な改善」に取り組んでいきます。そして、よりITの価値を高め、お客様のビジネスに貢献し、お客様のかけがえのないパートナーとなり、共に成長することをめざします。