富士通

グリーンプロセス

製造工程での省エネ、化学物質使用や廃棄物の削減を行うためにグリーン・プロセス活動を推進しています。グリーン・プロセス活動では、資材の投入や化学物質の使用、エネルギー使用などの適正化(コストダウン)や環境負荷の低い代替品への切り替えを行い、製造工程で発生する環境負荷(廃棄物、化学物質の排出、エネルギー使用)を低減していきます。活動にあたっては、富士通グループ独自のCG指標※1を製造工程で使用する資材や化学物質、エネルギーに設定して優先順位と目標値(計画値)を決め、PDCAサイクル(四半期ごとに)を当てはめて活動しています。また、取り組み施策は製造技術や工程自体の見直しから作業者の日々の改善まで多岐にわたっています。2006年度は、従来の活動に加えてより生産革新活動※2との連携を深めた活動への展開を進めています。

※1 CG指標(コスト・グリーン指標)
生産量あたりの投入量×単価×環境影響度(10段階分類)
※2 生産革新活動
富士通グループでは、2003年より全社活動としてトヨタ生産方式の導入・展開による生産革新活動に取り組んでいます。

CG指標(コスト・グリーン指標)

コストと環境負荷の両面から対策効果が大きい資材を抽出できる、富士通グループ独自の指標です。薬品、ガスなどの資材ごとに、単価と単位製品あたりの使用量、内部で決めた環境影響度の3つの数値をかけ算で算出するもので、この数値をベースに削減活動を行います。

CG値(コスト・グリーン値)の算出方法

CG値(指標)=製品単位あたりの投入量×単価×環境影響度

※環境影響度:環境に与える影響度で、10段階に分類(環境に悪いほど点数が高い)

導入のメリット

  • 工場におけるインプットからの環境負荷低減
    製造活動の上流である材料、化学物質、エネルギーなどの投入を減らすことで、廃棄物削減、化学物質削減、省エネルギーを効率的に推進し、製造拠点におけるさらなる環境負荷低減を実現できます。
  • 製造活動のコスト低減
    原材料、化学物質、エネルギーなどの総物質投入量を把握し、削減できるため、製造コストの削減など経営上のメリットも期待できます。
  • 製造工程へ新たな評価指標を提供
    従来までの製造工程の主な評価項目であるコスト削減、品質向上、納期厳守に新たな評価項目である環境負荷低減を加えることで、新たな付加価値を生み出します。各工場は、各製造ラインにつき、四半期ご導入のメリットとに目標設定、達成度評価を行い、継続的に活動を推進していきます。

製造工場におけるグリーンプロセスのイメージ

拡大イメージ

試験工程の見直しによる電力削減(CG指標:18%減)

(株)富士通ITプロダクツでは、サーバ、ストレージ、イメージスキャナなどを製造出荷しています。同社では、グリーン・プロセス活動の実践を通して、環境負荷の低減に努めることを目標に掲げ、その取り組みの一つとしてストレージ製品の試験工程の見直しを行いました。これまで、ストレージ製品は顧客の要求する構成に組み立てる前に、構成部品(ハードディスクや制御装置)の試験を個別に行っていましたが、見直した結果構成部品を機能ブロックごとに組み立てた後、試験することができ(生産革新活動との連携)、使用電力が月あたり18%削減できました。この結果、月あたりCG値は18%削減、コストは18%削減となりました。